「これを最後の1台にしてもいいという思いで！」　エンジンHOT100委員がいま本当に欲しいクルマ20台を選んだ！　編集長の村上政の第1位とは？

村上政

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エンジン編集長のムラカミが選んだマイホット20！

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10位　トヨタGR86

ロードスターと並び、ドライビング・テクニックを磨くには絶好の1台。MTはもちろん、ATのデキも秀逸でサーキットでも問題なし。ビギナーからベテランまで楽しめるスポーツカーだ。

9位　マツダ・ロードスター（RF含む）

老若男女、誰が乗ってもサマになるスポーツカーといえばこれしかない。しかも抜群の走りの楽しさとオープンエアーの快適性が、もれなく付いて来る。世界に誇れる日本車の筆頭格だ。

8位　アルピーヌA110（GT、S、R含む）

次期型はフルEVになると発表されている今、内燃機関を積んだA110に残された時間はそう長くない。手に入れておけば、100年経っても、この走りの楽しさが古びることはないだろう。

7位　ポルシェ718ケイマン GT4 RS&718スパイダー RS

まさか911GT3の珠玉のフラット6が、718シリーズに載せられる日が来るとは!内燃機関の終焉が近づいてポルシェも自暴自棄になっているのか。ミドシップ好きにはたまらない1台だ。

6位　ポルシェ718ボクスターGTS 4.0&718スパイダー（スパイダーRS除く）

もはや絶滅寸前の自然吸気フラット6の息づくようなサウンドをとことん味わっておきたいのなら、ボクスターGTSかスパイダーがいい。いつまで持ち続けても飽きることはないだろう。

5位　ポルシェ718ケイマンGTS 4.0&GT4（GT4 RS除く）

ひと昔前までの911カレラのポジションは、価格的にいっても性能的にいっても、このケイマンGTSに取って代わられたと言っていいだろう。自然吸気フラット6が味わえる最後の砦。

4位　ポルシェ911カレラ／カレラ4・カブリオレ&タルガ4（T、S、GTS含む）

ポルシェの凄さは、屋根が開くことまで性能のひとつとして取り込んでいることだろう。速さはもちろん、日常使いできて、さらに快適であることも、スポーツカーの重要な性能なのだ。

3位　ポルシェ911ターボ（ターボS、カブリオレ含む）

叶うものなら911ターボに乗れるような人生を送りたかった。スーパーカーを軽く凌駕する速さを持ちながら、その一方で日常使いして何の不満も感じさせない利便性を備える。急がず、慌てず。懐にも、心にも大きな余裕を持った大人のための乗り物だ。

2位　ポルシェ911GT3（RS含む）

もし最後に乗る911がGT3だったら、こんなに幸せな人生はないだろう。992型になってフロントにダブルウィッシュボーン・サスを得て、またしても大きなパフォーマンス上の進化を遂げたが、それでも毎日使える利便性は変わらない。奇跡のクルマだ。

1位　ポルシェ911カレラ/カレラ4・クーペ（T、S、GTS含む）

4位　ポルシェ911カレラ／カレラ4・カブリオレ&タルガ4（T、S、GTS含む）

4位　ポルシェ911カレラ／カレラ4・カブリオレ&タルガ4（T、S、GTS含む）

もうすぐ自分のクルマ人生も、内燃機関のスポーツカーの時代も終わるかと思うと、いてもたってもいられない気分になる。古くても新しくてもいい。RRでも4WDでもいい。とにかく911に少しでも長く乗っていたい。わが人生で出会った最高のクルマだ。

文＝村上政

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（ENGINE2023年9・10月号）

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