2023.09.19

CARS

ミニとしては新感覚のスクエアなデザインへと大変身 新型ミニ・カントリーマンがデビュー

ミニがCセグメント・サイズのSUV、「カントリーマン」の新型を公開した。日本では「クロスオーバー」の名前で展開するSUVタイプのミニの第3世代となるモデルだ。

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エッジが際立つエクステリア

エクステリアはミニらしさを残しつつスクエアなSUVテイストの強いデザインを採用。多角形のヘッドライトやルーフ同色パネルを配置したCピラーなどこれまでのミニに見られなかったような手法も導入されている。また、空気効力係数(Cd値)は0.26で従来型の0.31から大幅に向上している。



4つのラインナップを設定

トリム、いわゆるグレードは「エッセンシャル」「クラシック」「フェーバード」「ジョン・クーパー・ワークス」の4種類。フロント・グリルのフレームやルーフのカラーなどで仕様ごとに雰囲気の異なる演出が施される。

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4433×1843×1656mmで、ホイールベースは2692mm。従来モデルの4315×1820×1595mm、2670mmより、メカニズムを共用するBMW X1(4500×1835×1645mm、2690mm)に近い寸法だ。荷室容量も460〜1450リッターで、従来型の内燃機関モデルの450〜1390リッター、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)の405〜1275リッターより拡大している。



大きなセンター・メーターに集約

インテリアは直径24cmのセンター円形ディスプレイにメーターパネルの機能も集約。エッセンシャルを除く各トリムではミニ初のテキスタイル張りダッシュボードを採用する。

ボディがサイズアップしたことで居住性も向上。前席の肩まわりと肘まわりの広さは約3cm、後席の肩まわりは2.5cm、それぞれ拡大されている。リア・シートは前後に最大13cmスライド可能で、最大12度の3座独立6段階リクライニングも備わる。



トップ・モデル300psオーバー

今回、発表されたのは2種類の電気自動車=バッテリーEV(BEV)モデルで、204ps/250Nmの「カントリーマンE」と、313ps/494Nmの「カントリーマンSEオール4」を設定。66.45kWhバッテリーを積み、航続距離はEが462km、SEオール4が433kmだという。0-100km/h加速と最高速度は、Eが8.6秒と170km/h、SEオール4が5.6秒と180km/hだ。

高速道路上での60km/hまでのハンズオフ運転に対応するなど、運転支援装備(ADAS)の拡充も図られた新型カントリーマン。発売時期やBEVでないモデルの有無などは未発表だが、これがミニ初のドイツ生産車となることが明言されている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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