2023.09.21

CARS

ミニバンからSUV、内燃機関からEV 大変貌を遂げた新型ルノー・セニックがミュンヘンに出現

独ミュンヘンで開かれたIAAモビリティにドイツ以外としては数少ない欧州メーカーからの参加となったルノーは「セニック」のニューモデルとなる「セニックEテック・エレクトリック」を発表した。これまでセニックはハッチバックをベースに背を高くした多目的車(=MPV)だったが、新型はSUV的なスタイリングとMPV的な広いスペースを兼備した電気自動車=バッテリーEV(BEV)に生まれ変わった。

典型的なSUVスタイル

エクステリアは2022年に公開されたコンセプトカーのセニック・ビジョンで示された、ルノーの新たなデザイン言語に基づくもの。これまでのセニックはミニバン風のワンモーション的なフォルムだったが、新型はこれまでのルノー車より直線的でスクエアなデザインで、フロント・ノーズが明確なSUV風となった。さらに、空力に配慮したデザインの20インチ・ホイールに履いた大径タイヤを採用。力強いルックスを演出する。



ガラス・ルーフは透明度が変化

さらに目を惹くのがソーラーベイと銘打たれた大面積のガラス・ルーフ。部分的に透明度を変えることができる特殊ガラスにより快適性を高めるとともに、電動シェードより6〜8kgの軽量化も実現するという。

5代目セニックのボディ・サイズは全長×全幅×全高=4470×1864×1571mmで、ホイールベースは2785mm。プラットフォームは日産と三菱とのアライアンスによってつくられた「CMF-EV」を用いている。



2列5人乗りレイアウト

キャビンには2列シートを採用。日本未導入のBEVである「メガーヌEテック」より100mm長いホイールベースにより後席の膝まわりは広く、ソーラーベイ仕様ではヘッドルームも拡大される。後席のアームレストにはドリンクホルダーをはじめ、スマホやタブレットのホルダーとUSB-Cポートがふたつずつ用意され、3.6リッターの収納容量も備わる。荷室容量は545〜1670リッターだが、4リッターのグローブボックスや13.6リッターのドア・ポケット、6.6リッターのセンターコンソールなど、室内の収納部もふんだんに用意される。



モーターと電池の違いで2モデル設定

パワートレインは2種類で、いずれもモーターとなる。170ps/280Nmで60kWhの電池容量を持つ「スタンダードレンジ」と、220ps/300Nmで87kWh電池の「ハイレンジ」を設定し、最大航続距離はスタンダードレンジが420km、ハイレンジは620kmに達する。0-100km/h加速と最高速度は、スタンダードレンジが9.3秒と150km/h、ハイレンジが8.4秒と170km/hだ。

フランスのドゥエー工場で生産されるセニックEテック・エレクトリックは、スポーツグレードのエスプリ・アルピーヌを設定する初のBEVになるという。発売は2024年初頭となる予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement