2023.11.28

CARS

【保存版】「ガバッとV10の咽を開ければ、すかさずノーズがピクッと外へ動く」このソリッド感がたまらない! ガヤルドLP550-2はどんなランボルギーニだったのか?【『エンジン』蔵出しシリーズ ランボルギーニ篇】

ランボルギーニ・ガヤルドLP550-2スパイダーとの9時間のドライブ!

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雑誌『エンジン』の貴重なアーカイブ記事を厳選してお送りしている「蔵出しシリーズ」。今回取り上げるのは、ランボルギーニの今日の人気を築いたエポックなモデル、ガヤルドを取り上げる。後継となった現在のウラカンにはない荒々しさを好むファンもいて、いまも中古車市場で高値をつけるガヤルド。その屋根開きモデル、ガヤルド・スパイダーのリアの2輪だけを駆動するLP550-2スパイダーが上陸したのを機に、走り始めたら止まらなかった当時の編集部員、齋藤が試乗した2012年7月号の記事をお送りする。

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「ガヤルドLP550-2スパイダーは痛快だった! ♪ゴー・オール・ザ・ウェ~イ♪」ENGINE 2012年7月号

早朝に都内で始めた撮影を終えて時計を見ると、まだ8時半だった。

 細かく穴が穿たれた革を使った手触りのいいステアリング・ホイールと、ストライピング以外を一色でまとめた内装はオプション。

印象記を書くのに必要なぐらいは走っておかないと、と思って、幌を下げたまま首都高速のゲートを潜る。ときは連休中ということで、あちらこちらでいつもとは様子の違う渋滞が起きているはず。できればそこへ突入するのは避けたいな、という思い以外は抱いていなかった。

羽田方面へ向かってアクアラインへ合流し、少し間を置いてから流れに追いつくべく2速でスロットルを深く開けると、トンネルのなかいっぱいに激しいV10サウンドが轟いた。ブァァァーン!!

加速力は半端なものじゃない。アドレナリンが吹き出して鼓動が高まる。流れを邪魔しないように何度も低いギアへ落としてヴァァァーン!!

に包まれた。オープンの威力ここに極まれりの思いがした。窓を閉め切ったクーペでやるのとでは、鼓膜を揺るがす音圧が決定的に違う。渦巻く音の洪水のなかに身を震わせながら浸っているような感覚だ。ドアの窓とリアからの巻き込みを防ぐディフレクターの役目を果たすガラスを上げてあるから、風圧に翻弄されることはないけれど、もうこのサウンドに気圧されないように身構えるだけで精一杯だ。

ゴージャスな仕立てのシートは長距離を一気に走るような場合でも、披露の少ない優れものだ。


ギアを上げて獰猛なV10をなだめると、今度はピレリPゼロのトレッドがコンクリートを叩きつける高周波のノイズが容赦なく襲ってくる。排気音でそれをマスキングできるぐらいにほどほどのギアを選んで走るのが賢明だと、やがて気づいた。

ガヤルドLP550-2スパイダーは猛獣なのだ。心してかからねば。

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