2023.11.05

CARS

徳利とおちょこを駐車場に持って行って盃を交わした愛車との別れに涙 俳優の川上麻衣子さんにとって、クルマはずっと相棒であり恋人だった!

俳優の川上麻衣子さん、最初の愛車はアウトビアンキA112

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クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ。今回は、14歳で俳優としてデビューして以来、数えきれないほどのTVドラマや映画、そして舞台で活躍中の川上麻衣子さん。60歳になったら乗ってみたいと思っていたクルマと共演です。

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ストックホルム生まれ

ジャガーXJ6の運転席に座る川上麻衣子さんに、とてもお似合いですよと声をかけると「本当ですか? すごく嬉しい。昔から憧れていたクルマなんです」と、明るい声が返ってきた。立ち居振る舞いにきどったところがなく、とてもフレンドリーな人である。ところが、筒井カメラマンがカメラを構えると、表情がふっと変わり、大人の女性が持つ艶やかなオーラを放った。この切り替えが俳優という仕事なのだろうか。切れ長の目がなんとも色っぽい。



川上麻衣子さん(以下麻衣子さん)はスウェーデン・ストックホルムで生まれた。1歳で帰国するが9歳からの1年間は再びスウェーデンで過ごした。北欧に所縁のある麻衣子さんである。

クルマの免許を取ったのは18歳のとき。14歳ですでに芸能界デビューをしていたのは、当時のTVドラマ『3年B組金八先生』を見ていた人たちなら知っているだろう。

麻衣子さんが最初に買ったクルマはアウトビアンキA112。20歳のときに新車で購入した。

「運転の初心者ですから、小さいクルマがいいだろうと思ったんです。ホンダにしようかな? VWビートルやミニもいいかな? と思いながらクルマ雑誌をペラペラめくっていると、目に飛び込んできたのがA112だったんです。可愛い! すぐさま外車ディーラーのジャックスへ行きました」

壊れませんでしたか?

「よく壊れましたよ(笑)。たとえばシフトレバーの動かし方なんかは、私しか知らないちょっとしたコツがあるんです。私以外の人が動かそうとすると、ギアが入らなくなったりして。でも、そういうところも可愛かった」


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