今年の鈴鹿F1ではアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ・ワン・チームの協力により、アストン・マーティン・ヴァンテージF1エディションでの鈴鹿サーキット同乗走行やピットツアー、パドッククラブでの観戦など、様々な体験をしてきた。今回はアストン・マーティンのクラブスペースにある大きなスクリーンで各F1マシンが走行する姿を見ていて1つ気づいたことを記したいと思う。
セオリーと違う
それはF1マシンのライン取り。実は個人的に、ヒストリック・フォーミュラのレースで鈴鹿を何度も走ったことがあるのだが、F1ドライバーたちの走りがセオリーと違うのだ。

マシンの特性が影響してるのか?
具体的に言うと、通常は基本的にどのコーナーもアウト・イン・アウトで回るのに対し、F1ではヘアピンをアウト・ミドル・アウト、最終コーナーをアウト・アウト・アウトで回り、クリッピングポイントでインにつかないケースが非常に多い(無論ドライバーによって多少の違いはあるが)のである。
居合わせた国内のレーシング・ドライバーたちに訊くと、「強大なパワーを持ち、アンダーフロアで多くのダウンフォースを発生している現代のグラウンドエフェクトF1の場合、低速ではダウンフォースの発生量が少なくなるため、速度を維持したままコーナーを回るには大回りする方がいいのだと推測します」という話だった。
しかしその一方で、決勝ではそのセオリーの隙を突いてインに入り込みオーバーテイクをするドライバーがいた。それはアロンソとハミルトンといったベテラン勢、そしてスーパーフォーミュラで鈴鹿を走り込んでいるリアム・ローソン。これは実に興味深かった。

文=藤原よしお 写真=藤原よしお、Aston Martin Aramco Cognizant Formula One、Aston Martin Lagonda Limited
(ENGINE WEBオリジナル)
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