アルピーヌA110に世界300台、日本20台の限定車「エンストン」が登場　F1技術を活かしたカーボン・パーツを装着

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アルピーヌはA110の中でもスポーティ色の強い「S」をベースにした限定車、「A110Sエンストン」を設定し、その受注を開始した。

エンストンでF1のシャシーを製造

アルピーヌは現在、モータースポーツの頂点であるF1選手権に参戦している。そのF1マシンはイギリスのエンストン工場でシャシーが製造され、フランスのヴィリシャティオン工場でエンジン開発とアッセンブリー（組み立て）が行なわれている。

専用の内外装を特別装備

今回の限定車はF1マシンのノウハウと成型技術、そして素材によりエンストン工場で製造されたカーボン製のメーター・バイザーとセンターコンソールを装備している。

あわせて、ステアリング・ホイールやルーフ・ライニング、ダッシュボード、専用ロゴ入りのサベルト製軽量モノコック・バケットシート、カーボン・エンブレム付きのドア・トリムなどに、グレーステッチを施したブラック・マイクロファイバーを使用。さらに、シリアルナンバー入りの限定車専用プレートと専用フロアマットが設置される。

ボディ・カラーは2色を用意

ボディ・カラーは、グレー系のグリトネールマットとシルバー系のアルジャンメルキュールマットの2色。ルーフ・パネルとルーフ・アーチはマットブラックで、GTレースと呼ばれる18インチ・ホイールはブラックで、ブレーキ・キャリパーはライトグレーとなる。

ハンドル位置は左右いずれも選択可能。オプションでルーフに装着する専用ユニオンジャック・デカール（20万円）、カーボン製ルーフ（35万円）、エアロ・キット（81万円）を選ぶことも可能だ。

受注数が販売台数を超えた場合は抽選

ベースとなるA110S同様、300ps/340Nmの1.8リッター直４ターボとデュアルクラッチ式7段自動MT（DCT）を搭載し、車両重量は1120kg。エアロ・キット装着車の0-100km/h加速は4.2秒、最高速度は275km/hに達する。

300台のみが生産され、日本での販売台数は20台のみ。10月15日まで正規販売店で購入申し込みを受け付け、受注数が販売台数を超えた場合は抽選となる。

価格は1250万円。

文＝関耕一郎

（ENGINE WEBオリジナル）

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