2023.11.14

WATCHES

ストーンズ・ファン必見! 「回転ダイアルはまるでレコード、ステージに並ぶのは超ミニチュアのエレキギターやアンプ、ドラムセットだぜ!」 時計史上最高にロックなユニークピース!

時計史上、最高にロックなユニークピース!「ローリング・ストーンズ・オートマトン」

全ての画像を見る
ここまでやるか!? 複雑時計、最前線! 技術的な探究をし尽くした複雑時計はどこへ向かうのか。その答えのひとつがアートピースとしての可能性だ。雑誌エンジンの時計委員会は、高度な複雑時計を芸術作品として表現するさまざまなアプローチに注目。今回は、前代未聞の複雑時計を考案したジャケ・ドローの「ローリング・ストーンズ・オートマトン」を取り上げる。ウルトラ・ロックな複雑時計に対する委員会のメンバー、時計ジャーナリストの菅原茂と柴田充、エンジン編集部荒井のコメントやいかに!

俺のエンジンに点火しろ!

ダイアルに赤ベロをデザインした時計が過去にいろいろあったけど、どれも何か違うよなと感じていた。しかしこいつは断然いいな。なんてったって回転ダイアルはまるでレコード、ステージに並ぶのはミリ単位で作られた超ミニチュアのエレキギターやアンプ、ドラムセットだぜ! おっと、床にミックのハーモニカが落ちているじゃないか!! いまだにロックに浸っているオジサンは興奮しまくりだが、このマニアックな時計は、高度な複雑時計技術と芸術的な職人技を駆使した一流のアートピースなのも忘れてはいけない。参考価格を見たら有名なスーパーカーが買えるくらいものすごく高価です。すでに販売済みらしいが、「スタート・ミー・アップ」で高揚感に火が付く『刺青の男』が欲しい。(時計ジャーナリスト・菅原茂)



最高にイカした時計 ロックンロール!

ローリング・ストーンズと時計のコラボレーションはこれまでもあったが、今回タッグを組んだのがジャケ・ドローと聞いて強く興味を抱いた。オートマタや伝統的な装飾技法を得意とする名門時計と史上最強のロックンロールバンド。はたして誕生したのは、それぞれの世界観を一体化した、イカした時計だった。ストーンズではなんといってもチャーリー・ワッツが好きだ。もともとジャズドラマーを目指し、ステージを降りればスーツを着こなす英国紳士であり、まさにバンドの屋台骨であるそのドラムを、時計のステージ中央に据えたのも嬉しい。購入者は23枚のアルバムから好きな1枚を選び、モチーフにできるという。となればやはり『イッツ・オンリー・ロックンロール』!(時計ジャーナリスト・柴田充)



世界で23本のみの特別な時計

ポール・マッカートニーがベースで参加したというローリング・ストーンズの最新アルバム「ハックニー・ダイアモンズ」(10月20日発売)の進捗状況を気にしていると、ストーンズのステージセットが再現された腕時計がジャケ・ドローから登場したというニュースが飛び込んできた。チャーリー・ワッツ(故人)のドラム・セットをはじめ、キース・リチャーズのテレキャスターなどミニチュアの再現が素晴らしい。楽器が並ぶステージは彼らの23種類のアルバム・ジャケットからひとつ選べ、1本しか作られない。つまり全部で23本ということだ。今年80歳のミック・ジャガー&キース・リチャーズは超元気。こんなに特別な時計が出来るのは、彼らが時や年齢に関係なく、ただひたすらに転がり続けているからかもしれない。(ENGINE編集部・荒井寿彦)




ローリング・ストーンズ・オートマトン
オーダーメイドの強化を新たな指針とするジャケ・ドロー。最新にして話題沸騰中なのが、ローリング・ストーンズをテーマにし、顧客の要望に合わせて作る23種類受注生産の複雑時計。ボタンを押すと、オートマタが起動し、職人がアルバムのアートワークを手作業で再現したディスクがレコード盤のように回転し、有名なロゴが上下に動き、舌も左右に動く。自動巻き。レッドゴールド、ケース直径43mm、3気圧防水。価格要問い合わせ。



(ENGINE2023年11月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement