2023.10.29

CARS

メルセデス・ベンツGLEがマイナーチェンジ オフロードでの利便性をアップし、全車を電動化

メルセデス・ベンツがEセグメント・サイズのSUVである「GLE」と「GLEクーペ」のマイナーチェンジ・モデルを日本で発売した。

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フロント・マスクをリフレッシュ

エクステリアは「GLS」や「GLA」といったメルセデスのSUVに共通するテイストのヘッドライトを与えるとともにフロント・バンパーをSUVらしさが強調されたデザインとした。



スリーポインテッドスターを散りばめる

「ベンツ」ブランドの標準モデルはフロント・グリルをクロームの小さなスリーポインテッドスターを散りばめたスターパターンとし、「AMG」ブランドの「AMG53」はパナメリカーナ・グリルと呼ばれる縦のラインが入ったAMG専用フロント・グリルを備える。またAMGモデルはボンネット・エンブレムのデザインを変更している。各モデルともホイールに新色を採用。またテールライトも新デザインとしている。

インテリアはナビゲーションなどインフォテインメントの操作スイッチと静電容量式のハンズ・オフ検知センサーを備えた最新世代のステアリング・ホイールを導入。またARナビやブルメスター製サラウンドサウンドシステムを標準装備とした。



全エンジンにISGを採用

パワートレインはすべて48V電源を用いたジェネレーター兼スターター(ISG)を組み合わせたマイルドハイブリッド「300d・4マチック」は269ps/550Nmの2.0リッター直4ディーゼル・ターボ、「450d・4マチック」は367ps/750Nmの3.0リッター直6ディーゼル・ターボ、AMGモデルである「53・4マチック+」は435ps/560Nmの3.0リッター直6ガソリン・ターボを搭載する。GLEは全3モデル、GLEクーペは300dを除く2モデルから選べる。ISGのモーターは最高出力が20ps、最大トルクが300dと450dが208Nm、53が200Nmとなっている。

また、今回のマイナーチェンジではオフロード走行での利便性向上も図られた。ダイナミックセレクトに追加された「オフロード」モードを選択すると、フロント部分下方の路面をディスプレイに投影する「トランスペアレント・ボンネット」が作動。また、メーターに車両の傾きや路面の勾配・標高など、ディスプレイに車両の姿勢や前輪の操舵角などを表示する「オフロードスクリーン」も採用している。

価格は、GLEが1376万〜1728万円、GLEクーペが1480万〜1805万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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