2023.10.21

CARS

GクラスのEVコンセプトと新型AMG・C63が間近で見られる メルセデス・ベンツのジャパン・モビリティショー

ジャパン・モビリティショー2023に数少ない海外メーカーとして参加するメルセデス・ベンツがショーの出展概要を発表した。テーマは「エレクトリフィケーション、デジタライゼーション、サステナビリティ」として、日本初公開モデルを含む電動車の最新モデルやコンセプト・カーを5台展示する。

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コンセプトEQGをジャパンプレミア

一番の注目は参考展示されるジャパンプレミアの「コンセプトEQG」。EV専用ブランドのメルセデスEQにラインナップされるクロスカントリー・タイプのSUVで、見た目はGクラスの電気自動車=バッテリーEV(BEV)版と言っていいデザインを持つ。内部構造は伝統的なラダー・フレームに、4基のモーターを用いた先進的な駆動系を組み合わせる。

このコンセプトEQGは一昨年にミュンヘンで開かれたモビリティショーの「IAA2021」で世界初公開され。今年のIAAではより市販車に近づいたプロトタイプが発表された。今、電動化時代のゲレンデヴァーゲンがついに現実のものになろうとしている。

コンセプトEQG

4気筒の2リッターで680ps

もう1台のジャパンプレミアが新型Cクラスの最速最強モデルとなる「メルセデスAMG・C63・S・Eパフォーマンス」。BMW・M3にガチンコ勝負を挑むスポーツ・セダンで電力アシスト付きターボを装備した2.0リッター直4ターボをフロントに、電気モーターと電動自動変速2段ギアボックス、電子制御LSDを一体化した電動駆動ユニットをリアに搭載した4WDで、システム総合出力は680ps/1020Nmを発生。0-100km/hを3.4秒で駆け抜ける加速性能を誇るいっぽうで、13kmの電力走行を可能とする。

メルセデスAMGからはもう1台、Sクラス・ベースの「S63・Eパフォーマンス」が登場。フロントに612ps/900Nmを発生する4.0リッターV8ツインターボ、リアに190ps/320Nmの電気モーターと2段電動変速機、電子制御LSDをまとめた電力駆動ユニットを搭載し、システム全体の性能は802ps/1430Nm。0-100km/h加速は3.3秒で、EV走行可能距離は37kmだ。

メルセデスAMG・C63・S・Eパフォーマンス

2台のEQもブースを飾る

そのほかに、メルセデスEQの市販モデルを2台出品。「EQS」は333ps/568Nmの「EQS450+」に30台限定車で設定された特別仕様車の「エディション1」、「EQE・SUV」は292ps/765Nmの「350・4マチック」の発売記念モデルである「ローンチ・エディション」を展示する。

ジャパン・モビリティショー2023は10月28日〜11月5日に一般公開。メルセデス・ベンツのブースは、東3ホールに設置される。

メルセデス・ベンツEQE・SUVS350・4マチック・ローンチ・エディション

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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