2023.11.06

CARS

リア・ウイングのないスタイルはオリジナリティを大切にする、いかにもプジョーらしいデザイン! プジョー・ブランドCEOがWECを観戦! 

プジョー・ブランドのCEOに就任したリンダ・ジャクソン氏

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2014年からシトロエン・ブランドのCEOを務め、2021年にステランティス・グループ下でプジョー・ブランドのCEOに就任したリンダ・ジャクソン氏が、富士スピードウェイで開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)の第6戦に合わせて来日した。

起業してから210年!


世界147か国で年間100万台以上を販売し、ステランティス・グループの販売台数の20%を占めるプジョーは現在、「ALLURE(アリュール)」=「美しく、しなやかな感性」をブランドのキーワードに、力強い魅力と興奮に溢れたブランドへの再構築を図っている。「プジョーには、ブランドのキーワードにも掲げている“アリュール”のほか、“エモーション”(運転する楽しさ)、“エクセレント”(洗練)の3つのバリューがあります。プジョーは起業してから210年、常に新しいものにチャレンジしてきました。現在の課題はもちろん電動化です。プジョーは2025年にすべてのラインナップにEVを用意し、2030年には欧州で販売するクルマのすべてをEVにするという目標に向けて鋭意開発を進めています。電動化だけでなく自動運転もしっかりと手掛けていますが、ラクに移動できるだけでなく、ステアリングを握る楽しさは残すつもりです。日本における今後の戦略ですか?



プジョーにとって日本はとても大事な市場です。おかげさまで現在も日本での販売台数は年に3~4%程度の成長を続けていますが、今後も408のようなほかのメーカーにはない個性的なモデルといった強力なラインアップを活かして成長し、将来的にはNo.1インポーターになりたいと思っています」

ル・マン24時間レースで優勝経験を持つプジョーがWECに11年ぶりに帰って来たのは2022年。今回のレースでは2台のプジョー9×8で挑んだものの、残念ながら7位と8位に終わり、またもや復帰後初の優勝を手にすることはできなかった。彼女曰く、WECへの参戦はプジョーのコア・バリューにとても合っているという。「WECは耐久性や技術力を高めるテクノロジーのラボだからです。もちろんプジョーの知名度を高める役割も担っています。リア・ウイングのないスタイルはオリジナリティを大切にする、いかにもプジョーらしいデザインだと思いませんか」

文=新井一樹(ENGINE編集部)

(ENGINE2023年12月号)

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