ザ・シチズン メカニカルモデル キャリバー0200
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いつまで続くのか物価高に円安。時計もだんだん遠ざかっていくかのような気がする今日このごろ。しかし高品質で近づきやすい価格の時計も実際にたくさん存在しているのもまた事実。技術の進歩により、ムーブメントの進化と高性能化、外装の洗練は格段に進み、いわゆるミドルレンジにおいても高額品に肩を並べるモデルは少なくないのだ。そこで最近のモデルの中から“価格を超えた価値”ある時計をエンジン時計委員会が厳選。日常生活で着けて楽しむのに最適な7モデルから、今回はシチズンのザ・シチズン メカニカルモデル キャリバー0200を取り上げる。さて、あなたならどれを手に入れる?細田雄人のイチオシザ・シチズン メカニカルモデル キャリバー0200 NC0200-90E 60万5000円熱い想いを次世代に繋ぐ、意義あるバトン
素晴らしい時計を作り続けていながらも、高級時計というジャンルになると正直、スイスやドイツから一歩遅れている印象があった日本製時計。それは日本でこれまで、本当の意味での高級時計を作れる大メーカーがセイコー(グランドセイコー)しか存在しなかったためだろう。
競争なき市場は熟成しない。真に日本製腕時計がラグジュアリーの分野で戦っていくためにはグランドセイコーのライバルとなる時計が必要だ。
その点において、ザ・シチズンからCal.0200が登場したことは、日本の時計業界にとって計り知れないほどに意義がある。
そして個人的には、筆者がこの業界に入ったばかりの頃からの恩師であり友人であった故・大場晴也がデザインの初期案を担当したことも推す理由のひとつだ。
約40年にわたりシチズンのデザインを支えた彼が晩年、ラグジュアリーウォッチに挑戦し、それを井塚崇吏氏が引き継いでカタチにした。この時計は、熱い想いを次世代に繋いだバトンなのだ。文=細田雄人(ENGINE2023年12月号)
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