SUVテイストを加えたスバル・レヴォーグ・レイバックはアウトバック、クロストレックに続く人気モデルになれるか？

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スバルがCセグメント・サイズを持つステーションワゴンの「レヴォーグ」をベースにSUVテイストのエクステリアを採り入れたニューモデル、「レヴォーグ・レイバック」を発表した。

独自の世界観を表現

エクステリアは「凛と包」をコンセプトに、ほかのSUV系モデルに見られがちな無骨なイメージとは異なる独自の世界観を表現。フロントはパーツごとではなく、ひとつの大きな立体としてデザインを構成し、ヘッドライトまでつながるウイングを備えたグリルとバンパーに一体感を持たせた。

200mmの高い最低地上高

前後のフェンダーまわりはクラッディングとシャープなスポークのホイールを組み合わせ、リアまわりもボディとクラッディングのバランスにより、ボディの厚みと躍動感の両立を図った。大径タイヤの採用などにより、最低地上高も200ｍｍまで高められている。ボディ・カラーは新色のアステロイドグレー・パールを含む7色展開だ。

インテリアの基本デザインはレヴォークと共通。ブラックとのコントラストを強調したアッシュカラーを用い、アクセントにカッパーステッチを施した。シートはフロント・シートの形状やクッションを専用設計とし、ホールド性と快適性を高めた上、引き上げられた着座位置でも優れた乗降性を実現する。

死角を減らす装備を新採用

インパネ中央には11.6インチのセンターディスプレイを装備。デジタル・マルチビュー・モニターには15km/h未満で自動的にフロント・ビューとトップ・ビューを表示し死角を減らすオートモードをスバルとしては初めて搭載。12.3インチの液晶メーターはApple CarPlayの地図アプリ情報を表示することも可能とした。オーディオは専用チューニングのハーマンカードン製サウンドシステムを標準装備する。

荷室はフロアボード上が492リッター、サブトランクが69リッターの561リッターで、4：2：4分割可倒式リアシートにより拡張やアレンジの自由度も高い。パワー・リアゲートはエンブレム部にセンサーを備えるハンズフリー・オープン機構を備える。

新世代のアイサイトを搭載

安全面では新世代アイサイトを採用し、事故や故障の際にコールセンターと24時間365日つながるコネクティッドサービスのスバル・スターリンクにも対応。渋滞時ハンズオフ・アシストやアクティブ・レーンチェンジ・アシストなどを含む、運転支援装置（ADAS）のアイサイトXは標準装備だ。

パワートレインはレギュラーガソリン仕様の1.8リッター水平対向4ターボで177ps/300Nｍを発生し、CVTを介して4輪を駆動する。操舵系は専用チューニングの電動アシスト式で、タイヤは225/55R18のオールシーズンを履く。グレードは「リミテッドEX」の1機種のみだ。

価格は399.3万円となっている。