左からアルピナ・ロードスター、3.0CSL、Z8。
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1964年から日本のBMW愛好家たちのクラブとして活動を続けている「BMW Club Japan」。2009年からクラブの会長を務めている細淵雅邦氏のコレクションのなかから、珍しい5台を見せてもらいました。自動車評論家のこもだきよし氏がリポートする。いくらお金があっても買えないBMWドイツ本社のBMWに公認されている「BMW Club Japan」は1964年に創立し来年60周年を迎える。歴史と伝統のあるオーナーズ・クラブとして毎年多くのイベントを開催している。クラブ員の交流だけでなく、イベントを開催する地域にチャリティ基金を寄贈するなど社会貢献も忘れないクラブだ。今回ご紹介する細淵雅邦氏は2009年から「BMW Club Japan」の会長を務めている。クルマ好き、運転好き、もちろんBMWフリークだが、そもそもスポーツマンなので何事にも積極的だ。新しいアイディアでクラブ員が楽しめるイベントを毎年企画している。
大学時代はボート部で活躍し、2013年からは国際ボート連盟の理事、北京オリンピック(2008)ではボート日本代表のチーム・リーダーを務めた。東京オリンピック・パラリンピックのときは国際ボート連盟の役員としてボート競技の統括をしたり、欧州で開催される会議に毎月出かけるなどボランティア活動にも精力を注いでいる。さて、細淵氏は運転免許を取ってすぐは日産フェアレディ280Z、トヨタ・ソアラなどに乗ったが、父親から譲り受けたE21と呼ばれる初代3シリーズ320iが細淵氏にBMWの味を覚えさせ、運転に興味を持たせたのだろう。さらに同じE21の323iに乗り換えBBSのスポイラーを装着するなどチューニングも楽しんだ。ハルトゲH3にも乗っていたという。こうして運転を始めた頃に出会った初代3シリーズが細淵氏をBMWフリークに育てあげたに違いない。クルマ選びのこだわりについて細淵氏はスペックでは選ばないという。バイエルンの考え方、クルマの楽しみ方、駆けぬける歓びに共感するのだという。BMWファンの筆者も納得できる答えだった。
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