2024.01.13

CARS

マイナーチェンジで新しくなった新型メルセデス・ベンツGLAとGLBにAMGモデルが追加された

メルセデス・ベンツは先日発売した「GLA」と「GLB」のマイナーチェンジ・モデルに、AMGブランドを掲げるスポーツ・モデルの「メルセデスAMG GLA 35・4マチック」(以下GLA35)と「メルセデスAMG GLB 35・4マチック」(以下GLB35)を追加した。

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エクステリアの変更は最小限

エクステリアは新デザインのボンネット・エンブレムを採用。さらに、ホイール・デザインを一新し、GLA35ではホイールアーチをブラックからボディ同色に変更した。



新世代のステアリング・ホイールを採用

インテリアでは新世代のステアリング・ホイールを採用。3本のツインスポークにより近未来的でスポーティなイメージを演出するだけでなく、ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定、運転支援装置の設定を手元で完結できる機能性も有する。また新たにブルメスター(Burmester)サラウンド・サウンドシステムをオプション設定。クオリティの高いサウンドを求めることが可能となった。

最新世代の対話型インフォテインメント・システム「MBUX」も標準で装着。前方の景色と進行方向の矢印を重ねて投影するARナビゲーションも採用した。



マイルド・ハイブリッドを新搭載

エンジンは従来モデルと同じ「M260」型の2.0リッター直4ターボ・エンジンを搭載。最高出力306ps、最大トルク400Nmも変わらない。これまで通り、低回転域での力強さや自然なレスポンス、中高回転域での伸びやかな加速感を両立させるため、ツインスクロール・ターボチャージャーや可変バルブリフト・システム「CAMTRONIC」(カムトロニック)を採用している。

今回の改良にあたり、マイルド・ハイブリッド・システムの「BSG」(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)を追加した。BSGは、48V電源を用いたスターターとジェネレーター機能を兼ね備えるモーターがベルトを介してクランクシャフトに動力を伝達。制動時などには回生機能により発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電する一方、必要に応じて、クランクシャフトに最大トルク160Nmの動力補助を行うことで振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなどを実現する。これらにより、燃費低減効果だけでなく、パワートレーンの総合性能を引き上げた。また、ウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することが可能となったため、さらなる効率化が図られている。



走行モードに応じて排気音を変更

エグゾースト・システムは自動制御のフラップを装備しており、選択した走行モードに応じて、バランスの取れた音色からドライバーの感性を刺激するモータースポーツ譲りのサウンドまで切り替えを行うことができる。

また、「AMGスピードシフト」と呼ばれるデュアルクラッチ式8段自動MTのトランスミッションも従来モデルから継承。全速度域での極めて自然な加速性能に加え、素早いシフトとシフトアップ時の最適なギアのつながりが得られるようにセッティングされ、俊敏、かつダイナミックで気持ちの良い加減速を実現する。

両車ともにハンドル位置は右のみの設定。価格はGLA35が881万円、GLB 35は916万円となっている。



文=木原寛明

(ENGINE WEBオリジナル)

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