2024.01.29

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「優れた職人技は、かくも時計を美しくする」 モリッツ・グロスマン 時計好き、ファッション好きの心を虜にする逸品

モリッツ・グロスマン インデックス

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エンジン時計委員が2024年に身に着けたいシンプルな時計を熱く語る。LESS IS MOREーー少ないのが豊か! かつて腕時計の文字盤は白、銀、黒、青色が、ケースはゴールドもしくはスティールが圧倒的主流であった。もちろん、百花繚乱、多芸多才……といった言葉が当てはまりそうな華やかな時計たちも魅力的だが、2024年は、“少ないのが豊か”を改めて見直してみたい。今回は、職人の手作業が光る、モリッツ・グロスマンの「インデックス」を紹介する。時計委員会メンバーふたりの意見やいかに。


Too muchな程の入念な手仕上げ 高木教雄

モリッツ・グロスマンの工房を訪ねた際、時が100年ほど巻き戻ったかのように感じた。針は手作業でヤスリ掛けして鋭利な切っ先を整え、職人の手でオイルランプで熱してブラウンに発色させていた。ムーブメントの香箱に回転する金属パイプを当てて三重のサンバースト仕上げを施す様子は、ここでしかお目にかかれないだろう。これほどまでに伝統的な手仕上げを徹底する工房は、他に数例しかない。優れた職人技は、かくも時計を美しくする。




実はファッション・コンシャスなサイズ感 篠田哲生

大人のカジュアルスタイルを考えた時、あわせる時計は悩みの種である。スポーツウォッチでは若々しすぎるし、ドレスウォッチだとかしこまりすぎる。そこで注目すべきが、“ケース径の大きなシンプルウォッチ”というニッチなゾーン。この「インデックス」はまさにそれにあたるモデルであり、41mm径×11.35mm厚というケースサイズは、スーツよりもニットやカットソーが似合う好バランス。この時計と過ごす時間を、ファッションと一緒に楽しみたい。

自社製キャリバー100.1は精巧な仕上げを手作業で施したモリッツ・グロスマンの基幹ムーブメント。
モリッツ・グロスマン インデックス
ブランドの最初のコレクション「ベヌー」をベースにしながら、アラビア数字の代わりに面取りされたバー型のローズゴールド製アプライドインデックスを採用し、シンプルなダイアルデザインに新たな機能美を演出する。また、スリーピース構造のケースとスリムなベゼルをすっきりとしたデザインに仕立ててダイアルをいっそう際立てる。手巻き。ローズゴールド、ケース直径41mm、厚さ11.35mm。3気圧防水。610万5000円。

(ENGIN2024年2・3月号)

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