2024.02.10

WATCHES

3本目の金の針はなんのため? これわかる人いる? パルミジャーニ・フルリエ あまりのユニークな機構とシンプルな意匠は衝撃的

パルミジャーニ・フルリエ トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ

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エンジン時計委員が2024年に身に着けたいシンプルな時計を熱く語る。LESS IS MOREーー少ないのが豊か! かつて腕時計の文字盤は白、銀、黒、青色が、ケースはゴールドもしくはスティールが圧倒的主流であった。もちろん、百花繚乱、多芸多才……といった言葉が当てはまりそうな華やかな時計たちも魅力的だが、2024年は、“少ないのが豊か”を改めて見直してみたい。今回は、パルミジャーニ・フルリエの「トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ」を紹介する。時計委員会メンバーふたりの意見やいかに。


「これこそが真の贅沢なのだ」篠田哲生

時計の付加機能には、有益なものと無益なものがある。例えばカレンダーは有益だけど、クロノグラフに主たる用途はない。でも魅力なら、クロノグラフが圧勝だ。無益でも魅力的なものは、とても贅沢なのである。この時計に搭載される「ミニッツ ラトラパンテ」はその究極形。分の経過がわかる機構と言われても、ハテ、どう使ったらいいものかと悩むが、この機構の生かし方をあれこれと考えて時計と過ごすこと自体が、贅沢な遊びなのである。




「絶妙な均衡のシンプリシティ」野上亜紀

先日パルミジャーニ・フルリエは「トンダ」の発表会を東京国立博物館にて開催した。法隆寺の宝物を目にしながらの展示となったが、そこで驚かされたのが、静かな美を宿す国宝の数々と、華美な装飾を取り払ったトンダの世界観との見事な呼応だ。最先端の機構を搭載しながらも、絶妙な均衡のシンプリシティを叶えたこの時計は、その場にふさわしいオーラを放つものであった。パルミジャーニ・フルリエの卓越の感性を、改めて感じたのである。


トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ
経過時間を計測する回転ベゼルと同じ機能を専用の針(ゴールド針)に担わせ、ミニマルデザインを実現。オンデマンドのボタン操作により任意の分を5分または1分単位で針が表示する。さらに針の復帰がスプリットセコンド(ラトラパンテ)のようにリュウズ格納のボタンで行える世界初のシステムを搭載。自動巻き。ケースとブレスレットはステンレススティール、べゼルはプラチナ。ケース直径40mm。厚さ10.7mm。60m防水。438万9000円。

(ENGIN2024年2・3月号)

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