2024.02.05

WATCHES

思わずため息が漏れる美しさ! IWCのポートフィノは、シンプルな中にも多彩なニュアンスがある

IWC ポートフィノ・オートマティック

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エンジン時計委員が2024年に身に着けたいシンプルな時計を熱く語る。LESS IS MOREーー少ないのが豊か! かつて腕時計の文字盤は白、銀、黒、青色が、ケースはゴールドもしくはスティールが圧倒的主流であった。もちろん、百花繚乱、多芸多才……といった言葉が当てはまりそうな華やかな時計たちも魅力的だが、2024年は、“少ないのが豊か”を改めて見直してみたい。今回は、IWCの「ポートフィノ」を紹介する。時計委員会メンバーふたりの意見やいかに。


「シンプルは何よりも雄弁」柴田 充

過日オンラインで取材したIWCのクリエイティブディレクター、クリスチャン・クヌープ氏のデザインルームの壁には1枚のモノクロの写真が掛けられていた。ボート遊びに興じる3人の女性達。見た瞬間、ピーター・リンドバーグの作品であり、撮影地がポートフィノだとわかった。本人に伝えると「じつはこれまで手がけたなかでも一番気に入っているデザインだから」と微笑む。モノクロがそうであるように、シンプルは何よりも雄弁ということだ。




「まじめで端正、そこはかとない色気も」本間恵子

文句をつけようがないほど完成度が高いスタンダードなモデル。IWCは質実剛健とはよく言われるが、このコレクションは「剛健」の方を取り払い、まじめで端正なエッセンスだけを大切に育て上げたという印象だ。とはいえ色気がゼロではなく、ピンクゴールドよりも赤みの強いレッドゴールドをケースの素材とし、明るくフェスティブなニュアンスも漂わせているのがポイント。この微量なフェロモンに惹かれるという人は存外多いのではないか。


ポートフィノ・オートマティック
原点は1984年の「ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ」に遡る。その懐中時計のような滑らかな丸みを帯びた独特のケースを特徴としながらエレガントなクラシックスタイルのモデルを展開してきた「ポートフィノ」。名称に用いられたイタリアの景勝地のように、タイムレスなシンプルウォッチとしての美しさを追求する。自動巻き。レッドゴールド、ケース直径40.0mm、厚さ9.2mm。3気圧防水。183万7000円。

(ENGIN2024年2・3月号)

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