2024.02.03

CARS

国内初導入のレクサス注目の大型SUV、GXにモータージャーナリストの島下泰久がアメリカで試乗! 予約殺到、必至!【動画付】

レクサスGX550オーバートレイル

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選ぶならLXか、それともGXか?

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更に驚かせたのがオフロードの走りだ。特設コースに用意された深く掘れたモーグル、32度という急角度のバンク、急勾配の下りと上りなどのセクションは、きわめて険しいもので、実際、右前輪を穴に落とすと左後輪が浮き上がり、車体が傾けば転がり落ちそうという状況だったが、新型GXはこれらを難無く通過。しかも着地した時にも鋭く突き上げてきたりせず、ひたっと着地してみせる極上の乗り心地を両立させているのだからさすがだ。ドライバーの恐怖心さえ克服できるなら、他のクルマでは絶対に入っていけない道にも進んでいくことができるに違いない。





他のグレードも簡単に紹介しておこう。22インチのオールシーズンタイヤを履きシャシーにAVSを組み合わせたGX550“LUXURY+”は、オンロードでより切れ味の良い走りを可能にするだけでなく、電動格納式3列シートの採用で高いユーティリティ性も実現する。エントリーのGX550“PREMIUM+”は、AVSが備わらず、オールシーズンタイヤも20インチに留めた、言わば素のGX。しかしながら乗り心地はまったく荒れることなく、穏やかですっきり。軽やかなフットワークも操っていて楽しく、新型GXの基本素性の良さを存分に実感させてくれた。

これぞ、まさに「THE PREMIUM OFFROADER」。高い走破性をレクサスに期待される洗練度でまとめ上げた走りも、機能性とプレミアム感、独創性を巧みに両立した内外装も、レクサス新型GXの仕上がりは、まさしくその文言に相応しいものだった。プラットフォームはLXと共通だが、アクティヴな魅力で選ぶなら、間違いなくGXだろう。個人的にも、真剣に購入意欲が湧いてきてしまっているところだ。

気になる価格は、今回乗った北米仕様GX550“OVERTRAIL”で、オプションを含まず75,900ドルとのこと。日本への導入時期や仕様などはまだ一切明らかにされておらず、やきもきさせられてしまうが、おそらくはこの先、さほど待つことなく概要を知ることができるに違いない。

文=島下泰久

(ENGINEWEBオリジナル)

■島下泰久の「Ride Now - Smart Mobility Review」
モータージャーナリスト・島下泰久と、モビリティジャーナリスト・難波賢二がお送りするYoutubeチャンネル「Ride Now - Smart Mobility Review」のテーマは『今を乗る、今だから乗る』。日本車、輸入車問わず最新・最先端のクルマからヒストリックカー、更にはバイク、自転車、そのほか公共交通などを縦横無尽にレビューして、モビリティの「今」をあぶりだします。

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