2024.05.28

CARS

「乾燥重量わずか540kgはやはり驚愕!」 モータージャーナリストの河村康彦がケータハム・セブン340Rほか5台の注目輸入車に試乗!

モータージャーナリストの河村康彦さんが5台の注目輸入車に試乗!

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ケータハム・セブン340R「軽さこそ正義」

1957年生まれのロータス・セブンが名称改めケーターハム・セブンとして生き続ける現在も、そこに宿る「軽さこそ正義」の精神はもちろん変わらず。発売されたばかりの“最新モデル”セブン340Rは、日本で販売されるもう1つのバリエーションである軽規格のセブン170が達成する440kgというデータにはさすがに負けるものの、それでも今や1トンを超える軽自動車も珍しくない中にあって乾燥重量わずかに540kgというのはやはり驚愕ものだ。コンパクトさはもとよりパワー・ステアリング、ブレーキ・ブースターやエアコンも無し、パワーウインドウどころかドアだって無し……といった“ないないづくし”による成果の賜物であるのは確かなれど、それゆえにドライビングの原点というものを味わわせてくれるのがこのモデルで最大の見どころ。“重ステ”だしブレーキもきちんと踏まないと効かずに焦るけれど、ドライビングと真剣に向き合う楽しさはまた格別!ナンバー取得前ゆえ広い駐車場内でスラロームに勤しんでいたら目が廻っちゃった!




シボレー・コルベット「想定外の元気の源」

「FRでなければコルベットに非ず」という声もあるかも知れないけれど、実態は満を持してミッドシップ化を敢行というのが現行C8型コルベットの真の姿。実際、乗ればフットワークのテイストにもハンドリング感覚にも手慣れた仕上がりが認められる。クルージング・シーンでの乗り味はランフラット・タイヤを履くのが信じられないほど滑らか、フラットで、コーナー・ターンイン時の振る舞いもミッドシップの教科書通りの軽やかさを演じながら、このレイアウトを初めて手掛けたゆえの危うさ、不安定さなどは微塵もないのだ。スペック上は“旧態依然”と言われかねないOHVのバルブ・トレインを備えた上に6.2リッターという今や規格外と言える大キャパシティとなれば、そこに「軽やかでシャープな吹け上がり」など期待する人も居なさそう。が、そこでよもやの肩透かしを提供してくれるのが、こちらも望外のスムーズな変速を成し遂げてくれる8段DCTと組み合わされたオーバー6000rpmまでピュンピュン回る伝統のV8エンジン。これこそアメリカ発、想定外の “元気の源” だ!




ルノー・メガーヌR.S.ウルティム「元気の源!」

ルノーのモータースポーツ活動を担うブランドがアルピーヌに一本化されたことで、「これがルノースポールを名乗る最後のモデルか……」とちょっと感慨深げに走り始めたメガーヌR.S.の最終進化型“ウルティム”。その走りはタイト・コーナーを追い込んでもアンダーステア知らずのフロント・ヘビーなFFレイアウトの持ち主とは想像出来ないハンドリング感覚や、乾いたサウンドと共に得られるパンチに溢れた加速感などが、相変わらずなかなかに刺激的。そんな走りのテイストと太いシューズを履きこなすワイドなボディによるルックスが生粋のスポーツ・モデルであることを隠さない一方で、実はベース・モデル同様の高い実用性を備えるのもこのモデルならでは。それゆえ、何となれば「一家にこれ一台」でも十分に事足りるという“万能性”を考えれば、MT仕様もDCT仕様も同一の659万円というその価格すら大バーゲンに思えて来る。楽しく、実用性に富んでその上お買い得! これぞ“元気の源”を絵に描いたような存在ではないか!!

文=河村 康彦

(ENGINE2024年4月号)

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