2024.05.12

CARS

「走ることが大好きなクルマ通からすれば、正真正銘の天国」 モータージャーナリストの国沢光宏がポルシェ911GT3 RSほか5台の輸入車に試乗!

モータージャーナリストの国沢光宏さんがエンジン大試乗会で5台の輸入車に試乗!

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モータージャーナリストの国沢光宏さんがエンジン大試乗会で試乗した5台のガイ車がこれ! アルピーヌA110Rチュリニ、ヒョンデ・コナ、ジープ・ラングラー・アンリミテッド・ルビコン4xe、ランドローバー・ディフェンダー110 V8、ポルシェ911GT3 RSに乗った本音とは?

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やっぱり濃い!
 


日本でクルマに乗っていると、いろんな意味でストレスを感じる。違反件数減ってノルマ達成に苦労しているらしく、軽微な取り締まりが急増。東京都内なんかすべての横断歩道で徐行や停止しなければならないほど。はたまたヘタクソなドライバーが増え、それに付き合わされる。クルマも優等生ばかり。単なる退屈な移動手段になり始めた。私のような“超”をつけたくなるクルマ好きさえ、興味を失いがちになります。そんな状況の中、恒例のガイシャ大試乗会である。1台目となる911GT3 RSから「凄い凄い!」の連発。同乗したEPC会員もポルシェ乗りだったので、イッキに盛り上がる! 続くディフェンダーもイギリスらしさ満点。これまた同乗のEPC会員の方と「いいね!」の連発である。やはりガイシャは日本車より濃い!「クルマって楽しい。元気になるね!」です。




アルピーヌA110Rチュリニ「最高ですね!」

昨年乗ったスポーツカーの中で最も印象に残ったのがA110Rだった。A110の車体を固め、カーボンパーツを多用し軽量化。ザックスの素晴らしいダンパーで味付けしたクルマなのだけれど、走り出した直後から「最高ですね!」の連続! ボディが軽いだけでなく、ミドシップだから前後の重量配分も良好。ハンドル切るとイナーシャを感じることなくノーズはインに向く。さらにダンパーがどんな基準を持ってしても世界一! しっかり減衰力を出しながら、微少な入力で動く。競技車両に使われているダンパーのような精度を持っているのだろう。この味、悔しいかな文字だと表現できないです。もちろん普通のA110とも全く違う。私らスーパーカー世代にとって憧れの存在であるロータス・ヨーロッパのイメージそのもの。カーボンニュートラルに向け、2030年代中盤になると世界的な規模で純エンジン車が消えていく。それまでスポーツカーメーカーはこういった特別仕様車を少量ずつ(A110Rチュリニは日本で24台)出してくると思う。最後の純エンジン車を考えているならまだチャンスある。

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