2024.06.02

CARS

「走りはまさに、究極のグランドツーリング」 モータージャーナリストの佐藤久実がベントレー・コンチネンタルGT Sほか5台の注目輸入車に試乗!

モータージャーナリストの佐藤久実さんが5台の輸入車に試乗。

全ての画像を見る
モータージャーナリストの佐藤久実さんがエンジン大試乗会で試乗した5台のガイ車がこれ! アウディQ8スポーツバック 55eトロン、ベントレー・コンチネンタルGT S、BMWアルピナXB7、キャデラック・エスカレード、ランドローバー・ディフェンダー110 V8に乗った本音とは?


気分が上がる


毎年1月下旬に開催される本試乗会。寒い時期だけれども晴天率が高く、今年もまた良いお天気に恵まれた。青空の元、冷たくキンと澄みわたる空気の中、キャラに富んだいろんなガイシャのステアリングを握るだけでも気分は上がる。そして昨年からのコンテンツであり個人的には初となるEPC会員との同乗。人見知りの私はどんな会話をしたら良いのだろう、何を聞かれるのか、ちょっと不安な面もあったけれど、杞憂でした。もうね、今日から「モータージャーナリスト」を名乗れるんじゃないかってくらい、クルマが好きで、詳しくて、話し好きで、意見も持っていて。3台持ちで並べるとボディ・カラーがトリコロール・カラーになる方とか、2年半待ちの納車を心待ちにしている方とか。そして、改めて、仕事とはいえ、こんなにも素敵なクルマ達に乗れる私は恵まれており、シアワセであることを実感した1日なのでした。




アウディQ8スポーツバック 55eトロン・クワトロSライン「ホッコリとして元気が出る」

クーペライクなルーフラインを持つ“スポーツバック”は、アウディ最上級のQ8のボディサイズでもイカつさよりスタイリッシュさが際立つ。運転席に乗り込みスターター・ボタンをオンにすると、まもなくステアリング・ヒーターが温まり、冷えた手を温めてくれる。1月下旬の寒い中、こんなおもてなしを受けるとホッコリとして元気が出る。いざ、走り出すと、電気のパワフルな加速と滑らかさ、そして静粛性が印象的。ラグジュアリーなクルマはいろんな点でEVとの相性が良い。EVのネックである航続距離も500km以上あるから安心だし。

さて、このクルマの助手席に同乗頂いたEPC会員の方は、イタ・フラ車3台持ちの濃ゆ~い「ラテン系」好きな方。この日は憧れのイタリアン・スポーツカーの助手席に乗れることを楽しみにきたとのこと。ジャーナリストはいろんな新車に乗れて羨ましいと言われ、「美味しいものを知ってしまう辛さ」もあるものの、日々、好きなクルマに囲まれ元気をもらえるのは恵まれていると、改めて実感したのだった。




ベントレー・コンチネンタルGT S「どこまでもドライブしたい」

36台のクルマが集う会場においても、すぐに見つけ出すことができる存在感。流麗ながら華奢ではなくマッシブなリヤフェンダーが力強い走りをイメージさせる。また、ディテールのブラックがスポーティな印象。

インテリアは、チャコールとボルドーの2トーンカラーのレザーが使われるが、“赤”を上品な色味にしているのがさすがだ。そして、Sなのでウッドではなくカーボン・パネル。運転席に座った瞬間からゴージャスな雰囲気に包まれるが、排他的な感じや嫌な圧はなく、とても居心地が良い。そして走りはまさに、究極のグランドツーリング。スポーティ志向のコンチネンタルGT Sは、このままどこまでもドライブしたいと思わせるパフォーマンスと快適性を兼ね備える。

このクルマの“元気の源” はどこかって?

それはもう、ベントレーのコンセプトそのものが「ウェルビーイング」だから、ロング・ドライブでも疲れるどころか運転が楽しく、気持ちよく、快適で、どんどん元気にしてくれる。コト体験に向かう道中、クルマから元気をもらえるなんて最高だ。

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement