2024.05.11

CARS

「6.2リッターV8 OHVの咆哮を聴けば、「本物はこっちだ!」と叫びたくなる」 清水草一がシボレー・コルベットほか5台の輸入車に試乗!

モータージャーナリストの清水草一さんが輸入車5台に乗った本音とは?

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モータージャーナリストの清水草一さんがエンジン大試乗会で試乗した5台のガイ車がこれ! シボレー・コルベット、ジャガーIペイス、マクラーレン・アルトゥーラ、メルセデスAMG S63 Eパフォーマンス、ボルボXC40リチャージに乗った本音とは?

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ガイシャはスター!


箱根ターンパイクを次々と登ってくる素晴らしいガイシャたちを見て、改めて「ガイシャは俺にとってのスターだ!」と思いました。自分は現在、特に推しのアーティストはいませんけど、ステキなガイシャは間違いなくスターです。見るだけで心が躍り、元気になるんですよ!

しかも今年は昨年に続いて、EPC会員の皆様に助手席に乗っていただきつつ、大好きなガイシャを堪能することができました。自分と同じクルマ好き&ガイシャ好きの方々と、歓喜を分かち合うことができたんです。ともに推し活ができたんですから、これ以上のヨロコビはありません。

アイドルの推し活の経験はないけれど、きっとこんな感じなんでしょうね。2023年の大晦日、紅白歌合戦に伊藤蘭さんが出演して、私と同年代の中高年男性が掛け声をかけて踊ってましたが、アレと同じですね!




シボレー・コルベット「本物はこっちだ!! 」

今さら記すまでもないが、アメリカンV8は内燃エンジンの世界遺産である。それは大排気量のV8 OHVでなくてはならないと思っている。フェラーリは必ずしも12気筒である必要はないが(私見です)、アメリカンV8はOHVであってほしい。大排気量V8 OHVなんて、他にどこにも残っていないじゃないか。

よってコルベットは、話題のZ06ではなく、スタンダードモデルでいい。いや、スタンダードモデルでなければならない。Z06はDOHCだからっ!

実際、コルベットのスタンダードモデルに乗り、6.2リッターV8 OHVの咆哮を聴けば、「本物はこっちだ!」と叫びたくなる。コルベットにとって絶対性能などどうでもいい。このフィーリングがすべてだ。

本音では、コルベットはFRのままでいて欲しかったとも思っているが、FRのトラクション能力では、アクセルを床まで踏みつけるのが難しい。その点、ミドシップ化されたこの7代目は、心置きなくV8パワーを解き放ち、『蘇える金狼』の如く「ハッハハハハハ!」と高笑いすることもたやすいのであった……。

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