2024.04.29

CARS

横浜ゴムの新作タイヤ、アドバンdB V553をクローズドコースでテスト! 快適性と走行性能を両立した高級車用タイヤ!!

横浜ゴムのプレミアム・コンフォート・タイヤ、アドバンdB(デシベル)の新作V553が発売

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快適性能に特化したプレミアム・コンフォート・タイヤ、dBのニューモデルに公道とクローズド・コースで試乗した。


アドバンの名を冠するようになったのはなぜ?

音や乗り心地など快適性能に重きを置いた横浜ゴムのプレミアム・コンフォート・タイヤ、アドバンdB(デシベル)の新作V553が発売された。

前作のV552から7年ぶりのフルモデルチェンジで、dBとしては7代目、アドバンの名を冠してからは3世代目となる。

ちなみに、なぜコンフォート・タイヤにスポーツ・タイヤ・ブランドであるアドバンの名を冠するようになったのか? この長年の疑問に対し、横浜ゴムの方は、快適性を重視したタイヤでも走行性能を蔑ろにはしていないことを表したかったからと答えてくれた。なるほど。

YOKOHAMA ADVAN dB V553/4本の縦溝を持つ非対称パターンを踏襲しつつ、デザインを一新。外側の縦溝を細く、内側を太くすることでドライとウェットの性能を両立させたほか、中央のブロックに面取りとサイプを加えて剛性の最適化とパターンノイズの抑制を図った。

話はタイヤに戻って、新型で最も注力したのは摩耗時における快適性能の劣化抑制だという。

新品時での性能は高く評価されていたものの、減ったときに味が落ちるという声がけっこう聞こえてきたそうだ。

そのためにトレッド・パターンを一新したほか、専用のコンパウンドや3Dを用いた凝った形状のサイズ(溝)の採用、接地面の断面形状に丸味を持たせるなどの進化により、摩耗時の騒音エネルギーを22%軽減、また新品時でも15%減らすことに成功した。

また、外側ブロックは3Dサイプで剛性をアップし、内側の細かいブロックは排水性の向上と騒音の低減に貢献している。アルファードのように車重の重いクルマはしなやかな印象が増し、より好印象だった。225/45R21 95W~155/65R14 75Hの46サイズ。

なお、転がり抵抗の低減や快適性の向上といった電動車両に相応しい性能を有することを示す「E+」マークも取得している。

試乗はカテゴリーの異なる数車種で公道を走ったほか、同一モデルに新品、表面を削り2万数千km走行後の摩耗状態を再現した新品と旧型の比較が用意されていた。

新型の新品は静粛性が高く、ロードノイズが遠くの方から聞こえてくる感じ。「ゴオォー」という角の尖った音もない。



摩耗させた新型は遠かった騒音がちょっと近づいた感じで、路面のザラつきも多少伝えるようになるが、旧型よりも小さくなっているのは一目瞭然だった。

さらに目から鱗だったのは快適性だけでなく、新型の方がハンドリングというかクルマを曲げようとする力が向上していた点だ。アドバンの名を冠するだけのことはある。多くの性能要件を上手にバランスさせた横浜ゴムらしいタイヤだった。

文=新井一樹(ENGINE編集部) 写真=横浜ゴム

(ENGINE2024年5月号)

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