2024.07.24

LIFESTYLE

ビルの5階にこんな隠れ家レストランが! フランス人シェフと日本人パートナーによるおもてなしの空間「OLINA」

柏幻霜ポーク 赤海老 菊芋

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東京・東麻布の静かな路地に面したビルの5階。隠れ家的でありながら足を踏み入れると、そこには国際派カップルによる開放的で温かな空間が広がっていた。

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クラフトワインとのマリアージュ

フランス出身のシェフ、オリヴィエ・ガルシア氏と元ファッション・デザイナーのパートナー高遠菜都子氏が2月にオープンした「OLINA」の場所は、東麻布の静かな路地に面したビルの5階。立地は隠れ家的だが、窓越しに都心の空が広がる空間は開放的で、木製家具を設えたダイニングは気取らず温かな雰囲気。ありのままの素材の風合いを残しつつ現代的な美しさを備えた「ラスティックモダン」のスタイルは、オリヴィエ&菜都子夫妻が大切にするコンセプトだ。

「OLINA」 建築家・山本亮介氏が設計した店内は26席。カウンターの奥は半個室。ディナーコースは11品1万7600円。土曜日のみランチ(7品1万3200円)も営業。●東京都港区東麻布 3-6-11 5 F https://olina.tokyo


シェフのオリヴィエ・ガルシア氏とパートナーでマネージャーの高遠菜都子氏。店名は二人の名前に由来。

料理もそのコンセプトに基づいて日本の食材を生かし、オーストラリアやフランスなどで経験を積んだシェフの自由な発想と伝統的なフランス料理の技法で仕立てられる。例えば「柏幻霜ポーク 赤海老 菊芋」は、あっさりしたポークに赤海老を詰め、2種のソースと菊芋のピュレ、発酵させた菊芋、菊芋のピクルスを添えたもの。欧州の厳選クラフトワインとの、モダンなマリアージュもお楽しみあれ。


「枝豆のミルフィーユ」。枝豆のピュレを練り込んだ薄いテュイルの間に、枝豆を練り込んだクリームと枝豆のプラリネ、枝豆のコンフィを挟んだデザート。緑色の枝豆シュガーをつけて。

文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章

(ENGINE2024年6月号)

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