2024.07.10

CARS

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KeePerの新商品『TREX(ティーレックス)KeePer』をポルシェ911GTSで試す!

キーパーラボ京都店にある、TREX KeePer専用のブースで作業を終え、硬化を待つポルシェ911GTS。専任のスタッフによる作業時間と硬化時間を合わせ、すべてが完了するのに24時間が必要となる。

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無駄のない動き

彼が去った後も作業はまだまだ続く。それにしても村田チーフの身のこなしは本当に無駄がない。施工するパネルの順番、コーティング剤の塗布と拭き上げの方向、次の作業への段取りなど、何もかもが正確でよどみがない。しかし3層目、新開発されたというレジン皮膜「TREX リキッドエレメント」は見るからに粘度がこれまでの2層とは異なるものだった。クロスも専用になり、繊細かつ、より分厚く重い被膜の拭き取りへの集中力が求められる。すでに作業開始から9時間が経過し、あたりはすっかり暗くなってきた。それでも作業スピードは落ちない。





午後7時半。ようやく手が止まった。はたしてそこには、見事に仕上がった911が静かにたたずんでいた。漆黒の車体が周囲を写し込み、目から入る情報量が、桁違いに多くなった気がする。あれ、911のこんなところにプレス・ラインはないはず……と思って見返すと、それはさっきまで見えなかったブース内の壁の薄い継ぎ目の映り込みだった。





後日、911を引き取ったオーナーの松浦さんから喜びのコメントが送られてきたので、一部を紹介しよう。

「最初に感じたのは“凛とした空気”、そして“圧倒的な存在感”でした。あまりの綺麗さ、そして周囲の景色をすべて映し出してしまう鏡面のような仕上げ。おそらく7層の塗装が施されているというトヨタ・センチュリーの空気感が近いと思います。VIPがセンチュリーのCピラーで身だしなみを確認する習慣があるそうですが、ここまでクルマが輝いていると乗り手もちゃんとしないと、と身が引き締まります。そうした思いは運転マナーにも繋がるのでしょう。TREX KeePerによって芸術品のように生まれ変わったGTSに負けないよう、自分もステップアップしたいです。まずは降りた時、車体に映る自分の身だしなみをチェックするところから……。それにしても一度TREX KeePerを知ってしまうと、これから手元に来るクルマも施工したくなってしまいます」

松浦さんが再びキーパーラボを訪れる時は間もなくやって来る911GT3 RSと共にだろうか。それは、さほど遠い日のことではなさそうだ。

文=上田純一郎 写真=岡村智明 取材協力=キーパーラボ京都店

▶TREX KeePerの詳しい情報はこちら

▶今回TREX Keeperを実施したKeePer LABO 京都店の詳細はこちら

(ENGINE Premium Club 会員専用サイトより転載)

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