2024.08.24

LIFESTYLE

なんと家の真ん中に森がある! 自然を囲むように建てられた総延長80メートルの建築家の自邸 その驚きに満ちた室内とは?

前景。奥に向かって敷地は2m高くなっている。3mせり出した形の2階の窓部は、真南を向く。その上の屋上テラスからの景色は素晴らしい。

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雑誌『エンジン』の大人気連載企画「マイカー&マイハウス クルマと暮らす理想の住まいを求めて」。今回は、緑豊かな高崎市の郊外に建つ建築家の自邸。正面から見ただけでは分からないが、実はこの家、チューブのような建物が、中央にある木々をぐるりと囲むような不思議な構造をしており……。ご存知、デザインプロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

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住宅が疎らな緑豊かなエリアに


群馬県のJR高崎駅からクルマを走らせること30分。近くに湖が、遠くには高崎の市街地が見える、見晴らしの良い丘の中腹に、建築家である伊藤昭博さん(52歳)の自邸は建っている。住宅が疎らな、緑豊かなエリアだ。奥さんと、大学生の長女、中学生の長男の4人でこの家に暮らす伊藤さん。長女が小学校に上がるタイミングに合わせてこの地域に引っ越し、10年前に家は完成した。以来、建物周囲の植栽は良い雰囲気に成長。杉板が張られた外壁は日に焼けたが、自ら黒く塗り直したことで、築10年の歳月を感じさせない状態を保っている。





来客分を含め4台分の駐車スペースがある伊藤邸。白いミニはポール・スミスの限定モデルだ(1998年製)。「本当はMTで乗りたかったが、将来、長女が運転することを考え、ATを選択した」と話す。若い頃に憧れていた建築家が乗っていた影響で、これまで4台のミニを乗り継いだ。


一方、レンジローバー・ディフェンダー(2016年製)は、縁があっての購入。仕事柄、荷物の運搬などがあるため、大型RVは必要なうえ、家族でのキャンプにも欠かせない。豊かな自然環境のエリアに家を建てたので、周囲からは「キャンプに行かなくなるのでは」と心配されたが、実際はその逆。自然の中で過ごす時間により惹かれるようになり、以前より増してキャンプに出掛けるようになっている。

そんなミニとレンジローバーを、TPOに応じて乗り分けている伊藤さん。ミニは手元に来て3年、ディフェンダーは5年になる。ちなみに奥様のクルマはジープ・コンパスである。

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