2024.07.05

CARS

PHEVのラグジュアリー・スポーツに進化した4代目、新型ベントレー・コンチネンタルGT登場

2024年6月27日、4代目となる新型「ベントレー・コンチネンタルGT」シリーズが日本でも発表された。

「眠れる野獣」のようなフォルム

エクステリアは、2ドアのモダン・ベントレーを踏襲。たくましさの中にリラックスした雰囲気が漂い、力強い体躯は自信に満ちていて、内に秘めたパワーを予感させるという、「眠れる野獣」のようなフォルムが特徴となっている。



1950年代以来となるシングル・ヘッドライトを採用

サラブレッドの美しい立ち姿からインスピレーションを得たフロントまわりは、ベントレー史上最もパワフルなラグジュアリー・グランドツアラーの存在感を強調。ヘッドライトは1959年の「S2」から継承してきた伝統の丸型4灯ではなく2灯式に変更。ベントレーの主力モデルにシングル・ヘッドライトが採用されるのは1950年代以来になる。

ヘッドライトには眉のような水平のラインを配置。ライト上部にはクリスタルカットガラスをモチーフにしたデザインがダイヤモンドのようにきらめき、ライト下部の模様が光を受けて浮かび上がるようになっている。LEDマトリクスライトには、120個の独立したLEDがあり、照射距離の短いロービームからハイビームのパワーブーストまでシーンに応じて各LEDがデジタルで制御される。



車体表面の継ぎ目間隔を詰める

また、ボンネットからボディへと水平に伸びる力強いラインが高性能エンジンと加速性能を想起させる「エンドレス・ボンネット」と呼ばれるデザインを採用。車体表面の継ぎ目の間隔を詰めたことで全体的にすっきりとし、今まで以上に力強く、洗練されたフォルムとなった。

テールライト、トランク・リッド、バンパー、テールパイプなど、リアまわりのデザインも刷新。リアのダウンフォースを発生させる空力デザインをトランク・リッドに盛り込むことで、リア・スポイラーなどの空力付加物は装着されていない。斬新なデザインのテールライトは、グラフィックがワイドになり、トランク・リッドまで伸びている。ライトの内側は全体に立体的で深みのあるダイヤモンドパターンが施され、点灯するとダイヤモンドの先端が一際輝き、流れる溶岩のような視覚効果をもたす。



コンバーチブルも同時に登場

新設計の22インチ・ホイールもインスピレーションの源は虎だ。ホイールの「爪」が路面に食い込む様子をイメージしたデザインが採用されている。新ホイールは、ポリッシュアクセント付きの「ダークティントペイント」、「グロスブラック」、「シルバーペイント」から選択できる。

コンバーチブルの「コンチネンタルGTC」がクーペと同時発売されるのもコンチネンタルGT史上初となる。新型GTCは、「7ボウ・ファブリック・ルーフ・システム」が搭載され、48km/h以下なら19秒でルーフが開閉する。



すべての面で磨き上げられたインテリア

ベントレー自慢のインテリアは、デザインや素材、品質、クラフトマンシップ、すべての面で磨き上げられた。加えて、快適性を重視したシート、新設計のエア・イオナイザー、3Dテクスチャーのレザー、新デザインのモダンなキルティング、新しいテクニカル仕上げのダーククロームなどが新たに採用されている。

シートは20通りの調節が可能で、インテリアの新しいオプションである「ウェルネスシート」を選択すると、「ポスチュラル・アジャスト」と「オート・クライメイト」が前席に装備され、疲労を最小限に抑えて至高のリラクゼーションをもたらす。

さらに、新登場の「ダーク・クローム・スペシフィケーション」を選択すると、現代的な美しさと控えめなキャラクターを備えたキャビンを享受できる。ドア・ハンドル、スイッチ、スピーカーをはじめ、キャビンの随所にダーククロームを配置。ベントレーのビスポーク部門である「マリナー」も様々な特別装備を手掛けていて、マリナーに依頼すればさらなるパーソナライゼーションが可能になる。



ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッドを採用

パワートレインはベントレー史上で最もパワフルな完全新設計の「ウルトラ・パフォーマンス・ハイブリッド」を採用。このユニットは、4.0リッターV8ツインターボ・エンジンにモーターを組み合わされたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)で、システム総合出力は、782㎰(575kW)/1000Nmを発揮する。

600㎰(441kW)/800Nmを発揮する新設計のV8エンジンは、従来のバキューム・システムが廃止され、燃料噴射圧力が200barから350barに上昇。これにより、今まで以上にクリーンな燃焼が可能になり、排出ガスを低減させることに成功している。ターボラグは、モーターによって打ち消され、シングルスクロール・ターボチャージャー2基の採用で構造がシンプルになり、より高温でターボチャージャーを作動できることも排出ガスの抑制に寄与している。



190psのモーターがアシスト

また、完全新設計の400Vアーキテクチャで駆動するモーターは190㎰(140kW)/450Nmを発生。デュアルクラッチ式8段自動MTのトランスミッションハウジング内に配置され、エンジン低回転時やシフトチェンジ時にモーターが大きなトルクを供給し、スムーズな走りに寄与する。

駆動力は、「エレクトロニック・リミテッド・スリップ・デファレンシャル(eLSD)」を介して4輪を駆動。このシステムは、センター・デファレンシャルで前後のトルク配分を最適化し、左右のトルクはブレーキを用いて制御する。



クーペの最高速は335km/h

クーペの走行性能は、0-100km/h加速を3.2秒、最高速は335km/h。オープン・ボディのGTCスピードは、0-100 km/h加速3.4秒、最高速度は285km/hでリミッターが作動する。

25.9kWhのバッテリーは、後輪の後方に搭載され重量配分を最適化。バッテリー容量の最大85%を使用でき、モーターによる航続距離は81kmを確保し、日常使いであれば大半をEVとしてまかなえる。WLTPモードでのCO2排出量は29g/kmとなっている。EVモードでは、アクセルを最大75%まで踏み込んだ状態で140km/hまで出すことができる。バッテリーチャージャーとバッテリーの容量が大幅に改善され、最大充電電力は11kW、満充電までは約2時間45分となっている。



コンチネンタルGT初となる後輪寄りの重量配分

新パワートレインのパフォーマンスに合わせ、シャシーも刷新。新設計の2チャンバー・エア・スプリングに、新設計のデュアルバルブ・ダンパーが組み合わされ、「ベントレーダイナミックライド(48Vアクティブアンチロールコントロール)」、トルクベクタリングが搭載されている。コンチネンタルGT史上初となる前:後=49:51という後輪寄りの重量配分と相まって、驚異的なボディコントロールとシリーズ最高の乗り心地を実現する。

日本でのデリバリー開始は、2025年第一四半期の予定で、価格は、クーペのGTスピードが3930万3000円、オープン仕様のGTCスピードが4312万円となっている。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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