2024.06.19

CARS

選ぶならオープンか、あるいはクーペか? 2台のベントレー、コンチネンタルGTCとGTに乗ってモータージャーナリストの渡辺慎太郎が選んだのはどっち?

ベントレー・コンチネンタルGT SとコンチネンタルGTCアズール

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ジープとメルセデスのオープンカーとクーペ、それぞれ1台ずつ過去に所有し、自らをクーペ派という渡辺慎太郎が、ベントレーのコンチネンタルGTCとGTに乗り、それが本当かどうかあらためて悩んでみた。

オープンにしないオープンカー


これまでの自分の所有車遍歴を見返してみたら、オープンとクーペがそれぞれ1台ずつあった。オープンは、社会人になって初めて購入したジープ・ラングラーのソフトトップ。ジープ・ブランドにもラングラーにも特段の思い入れがあったワケではない。その頃はなぜか無性にオープンカーに乗りたくて、当時の輸入車の中でもっとも安かったオープンがラングラーだったからだ。クーペは、フリーランスになって最初に買ったメルセデス・ベンツの124シリーズの300CE-24。124はいつか所有してみたかった1台で、セダンのW124でもよかったのだけれど、知り合いのショップでたまたま程度のいいC124と巡り会ったのがきっかけだった。

2017年に登場した3代目のベントレー・コンチネンタルGT。


よく言われるように、オープンの魅力は肌で直接風を感じられるところにある。同様の体験ができる2輪は、夏は暑く冬は寒く雨には濡れるし、何時でも快適とは言えない。その点オープンカーは、ルーフを閉めるとクーペにもなるという、まさしく“二刀流”である。でも実際に所有してみてわかったのは、思っていたほどオープンにはしないということだった。特にラングラーの場合は、オープンにするのに10分近くかかるという絶望的面倒もあったからなおさらだった。C124にはサンルーフが付いていたので、おかげでオープンの疑似体験はできた。これならクーペでいいじゃんと、その時に自分なりの結論に帰結した。

でも読者のみなさんもそうであるように、クルマの好みというのは年齢や環境の変化などにより移りゆくものでもある。ベントレー・コンチネンタルGTとGTCを乗り比べるなんて贅沢な機会を今回いただいたので、果たしていまでも自分はクーペのほうを好むのか、あらためて向き合ってみることにした。

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