2025.05.17

CARS

矢沢心さん(俳優・タレント) 夫の魔裟斗さんとの出会いは赤い糸ならぬ赤いBMW 家族とクルマの関係に胸がキュンとなりました

夫が選んだクルマを運転

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赤いBMW320iから黒いVWビートルやメルセデス・ベンツEクラスなどを乗り継ぎ、結婚してからは魔裟斗さんが選ぶクルマを運転しているという。

「夫は本当にクルマ好きなんです。ストレス発散は新車購入と言ってもいいぐらい(笑)。だからいろいろなクルマに乗りました。ポルシェ・カイエン、メルセデス・ベンツSクラス、CLS、GLSなどなど。一番運転がラクでいろいろ出かけたのはGLSですね。小回りも利いて使い勝手も良かったです。運転は苦になりません。名古屋ぐらいまではクルマで移動しますよ」

どちらかと言えばスポーツカーよりSUVの方が好きだという。

「やはり、背の高いクルマは見晴らしが良くて運転がしやすいですね。ただ、着座位置が高いためにショーウィンドウに映った自分のクルマが見えないことが多かったです。外から自分のクルマがどう見えているのかは、いつも気になっています」

現在、矢沢さんが使うことの多いメルセデス・ベンツE300カブリオレは、魔裟斗さんが「似合うよ」と言ってくれているそうだ。

家族がひとつになる

さて、赤いBMWで魔裟斗さんに出会い、洗車する義父の姿で結婚を意識するという人生の岐路にクルマがあった矢沢さん。現在、クルマに対してどんな思いがあるのだろう。

「あなたにとってクルマとは? という質問ですね。子供たちが大きくなると、それぞれの部屋にいることが多くなるんです。食事でも5人が揃わないときがあります。でも、クルマの中って逃げようがなくて、みんなで話すことができる。こんなに大きくなった寝顔も可愛いなあと思ったり、自分が欲しかった家族がこんなに近くでワイワイやっていることに幸せを感じたり。クルマは家族をすごく身近に感じられるところかもしれません」

矢沢さん自身も子供の頃に父が乗っていた茶色のアウディなど、クルマにまつわる思い出は強く記憶に残っているそうだ。きっと矢沢さんの子供たちも家族の記憶としてクルマが大きな役割を果たすのだろう。

「一方でクルマの中は、ひとりになれる空間でもありますよね。妻でもなく母でもない矢沢心になれる空間。いろいろな私の顔が見られる空間でもあります」

クルマのなかで過ごす時間が好きだと言う矢沢さん。クルマの中でメールのチェックをしたり、仕事のスケジュールを確認したりすることも多いという。

「仕事から帰ったときも家の前でクルマを停め、車内で仕事をしたりします。ひとりだと集中できますから。でも、ふと見ると家の窓から夫がこっちを見つめていたり、玄関から子供がお帰り~って飛び出してきたり(笑)。やれやれって感じです」

嬉しそうに話す矢沢さん。矢沢さんにとってクルマは愛ですね。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=筒井義昭 スタイリング=田中トモコ(HIKORA) ヘアメイク=anna(M-rep)

矢沢心

東京生まれ。1997年、映画『バウンス ko GALS』でデビューする。以降『下妻物語』、『すくらんぶる・ハーツ~恋のソナタ~』などの映画をはじめ、『池袋ウエストゲートパーク』、『オヤジぃ。』、『コウノドリ』、『俺の家の話』、『離婚しようよ』などのテレビ・ドラマに出演、女優として活躍している。2007年、格闘家の魔裟斗と結婚。自らの体験を生かした書籍『夫婦で歩んだ不妊治療』(日経BP社)、『ベビ待ちゴコロの支え方』(主婦の友社)を上梓した。また自らがプロデュースしたハンドクリーム『LEMERA』も発売中。

(ENGINE2024年11月号)

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