2024.11.15

CARS

GR86の2倍以上の高出力 BMW M2が一部改良 3.0リッター直6ツインターボの出力をさらにアップ

BMWが、「M2」クーペの改良モデルを導入する。2シリーズ・クーペの最上位ラインナップで、エンジン性能の向上が図られた。

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20psアップの480psへ

M2のデビューは2016年で、現行モデルは2022年登場した2代目となる。今回の改良で、3.0リッター直6ツインターボのエンジンは、最高出力480ps/6250rpmへと、従来比で20psのアップ。最大トルクはAT車が600Nm/2700-5620rpmへと50Nm増強、6段MTは550Nmに変化はないものの発生回転域が2650-6130rpmへと若干拡大した。WLTC燃費は、いずれも0.1km/リッター低下。フロント・エンジン後輪駆動で、8段ATか6段MTを選択できる点に変わりはない。



専用のワイド・ボディはそのまま

2シリーズ・クーペより全長が20mm長く、全幅が60mmワイドな専用ボディは従来どおりで、車両重量はAT車が1730kg、MT車が1710kg。エンジン・ルームのストラット・ブレースや補強された前後アクスル、大径化しつつ重量を抑えたフローティング構造のブレーキ・ローターなど、サーキット走行も想定したアイテムも標準装備する。

プリセットされた走行モードを選択できる「Mモード」や、スロットルや変速、ダンパーを好みの設定に調整し素早く呼び出せる「Mドライブ」も採用。また、可変ダンパーを備えるアダプティブ・サスペンションを標準装備することで、操縦安定性能と乗り心地の両立を図っている。



運転支援装置や通信モジュールも充実

車載通信モジュールを用いた総合テレマティクス・サービスの「BMWコネクテッド・ドライブ」や、35km/h以下で前進した直前のルートを最大50m記憶して後退可能な「リバース・アシスト」機能など、利便性を高めるデバイスも引き続き搭載。事故回避ステアリング付き衝突回避&被害軽減ブレーキをはじめとする運転支援装置(ADAS)も充実している。

価格はAT、MTともに998万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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