2024.12.13

WATCHES

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機能美にあふれ身に着ける人を鼓舞する時計、IWC

新たな1年のスタートを迎え、気分もシフトチェンジし、さらに一歩前へ進みたくなる。時計もそんな高揚感に呼応し、自らを鼓舞してくれるような1本を選びたい。IWCこそそれにふさわしい相棒だ。

オフ・ビジネス/休日を彩る──「ポルトギーゼ・ヨットクラブ



▲「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・ムーン&タイド」自動巻き。44.6mm径。60時間パワーリザーブ。348万1500円。

「ポルトギーゼ」は、ブランドのピラーコレクションの中でも高い人気を誇る。エキゾチシズム漂うコレクション名は、1939年にポルトガル人の商人がIWCに1本の時計を製作依頼したことに由来する。彼らが求めたのは、船舶の航行に用いられた観測用デッキウォッチと同様の精度と耐久性を備えた腕時計だったのだ。

規範としたのは、安全かつ正確な航海に欠かせない計器であり、いまや多彩なバリエーションを揃えるコレクションでも「ヨットクラブ・ムーン&タイド」は、航海の機能と世界観に特化し、そのルーツをより強く承継するといえるだろう。

大径ケースと、視認性に優れるアラビック数字インデックスとリーフ針を備えたシンボリックなデザインに、ダブル・ムーンフェイズと潮汐表示を据える。

ダブル・ムーンフェイズは、北半球と南半球の現在の月相を同時に表示させるIWC独自の技術だ。これまで主に永久カレンダーに搭載されてきた複雑機構であり、実際の月の満ち欠けとの間に生じる誤差調整が必要になるのは577年にたった1日という高精度を誇る。さらにモデルのコンセプトに合わせ、小潮から大潮を判別することで潮の強さを表示できる機能を加えた。


▲「ヨットクラブ」は1967年にエレガントなスポーツウォッチとして誕生し、2010年に登場した第3世代で「ポルトギーゼ」に統合された。SSモデルはブレスレット仕様でよりアクティブなスタイルに。

そして何よりもモデルの個性をアピールするのが、6時位置に設けたIWC初の革新的な潮汐表示だ。常に12時間24分毎に発生する満潮に対し、内側の潮汐ディスクはこの間24分進み、次の満潮が訪れる時間帯を示す。

本格的な機能は、まさに航行の計器といえるだろう。それは大海原への冒険心や不屈の精神、ロマンチシズムをかき立てる。しかし魅力はそれだけではない。「ヨットクラブ」の名が醸し出すのは優雅さであり、忙しない日常から開放されたリラックスだ。それこそルーフを開け放ったカブリオレでヨットハーバーを目指す至福の時を刻むのである。

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新たな機能美の追求──「インヂュニア・オートマティック」


▲「インヂュニア・オートマティック 40」自動巻き。40mm径。120時間パワーリザーブ。177万6500円。 

形態はつねに機能に従う。アメリカの建築家ルイス・ヘンリー・サリヴァンの提唱は、バウハウスにも大きな影響を与え、その理念になった。無駄な装飾を省いた機能性は、ミニマリズムとともに現代のプロダクトデザインにおける源流となり、それはクルマも時計も変わらない。カー・デザイン界の巨匠ブルーノ・サッコがメルセデスで生み出した多くの名車しかり。そしてIWCでジェラルド・ジェンタが手がけたのが「インヂュニアSL」だ。

初代「インヂュニア」は1955年に誕生した。当時、技術革新が進むなか、研究開発や医療、製造などの現場は強力な磁気にさらされ、それは時計の精度にとっても大きな問題だった。これを解決するため、「インヂュニア」はムーブメントを軟鉄製のインナーケースで包むことで高い耐磁性を備えたのである。その先進性からドイツ語とフランス語で“エンジニア”を意味する名が授けられた。

1970年代、技術の進化とともに時代は新たなフェイズに入る。「インヂュニア」にも変革の気運が求められ、白羽の矢が立ったのがジェンタだ。その期待に応え、1976年に「インヂュニアSL」を発表。初代がシンプルなドレス系だったのに対し、ケースと一体型ブレスレットを備え、5個の凹みのあるねじ込み式ベゼルとグリッドパターンの文字盤といったスポーティなデザインは、以降のコレクションの原点になったのである。


▲ベゼルはねじ込み式からネジ留めに変更し、個体差があった凹みの位置も定位置にネジを配する。文字盤にはSLのシンボルだったグリッドパターンを復活。90度ずつずらした水平ストライプと台形の幾何学パターンで構成する。

「インヂュニア・オートマティック 40」の詳細はこちら


「インヂュニア・オートマティック40」は、このスタイルにインスピレーションを得ながら、人間工学に基づいたプロポーションとモダニティに磨きをかける。ケースはSLから0.5mmの拡張に止め、むしろ厚さは12mmから10.8mmに薄くしている。さらにラグ間の長さを45.7mmに抑え、ミドルリンクを設けて手首のフィット感を向上している。ブレスレットもテーパーをつけることでこれに寄与し、見た目の高級感も増している。

初代誕生から約70年を経て、デジタル機器に囲まれた現代の日常に磁気は特別なものではなくなった。こうした耐磁性に加え、高硬度と85%のリサイクル率を誇るエンジニアリングスチールの採用など見えない先進技術がデザインを次世代に繋げる。それはメルセデスのGクラスが初のBEV化を遂げたと同様に、新たな機能美の追求にほかならない。


▲従来、ステンレススティール・ケースのインヂュニアにはブラック、シルバー、アクア(グリーン)の3色の文字盤が組み合わされていたが、このほどブルー文字盤が新登場。

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スピードに対する人間の憧憬──「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ」



▲「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 “MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM」自動巻き。41mm径。46時間パワーリザーブ。212万3000円。

近年、F1人気が高まっている。背景には、SNSや動画配信でリアルタイムでより臨場感あるレースが楽しめるようになったことや、スプリント導入などエンターテイメント性の向上が挙げられる。開催国や回数が増え、とくにこれまで人気が浸透しなかったアメリカでも年間3レースが開催され、来年はブラッド・ピット主演の新作映画『F1』の公開も控える。こうしたファンの拡大には、環境対策など時代性を配慮しつつ、頂点技術への飽くなき挑戦とスピードに対する人間の憧憬があるのだろう。

そんな魅力を味わえる時計が「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 “MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM」だ。

IWCは2013年から同チームの公式エンジニアリングパートナーを務め、コラボレーションモデルを発表している。ケース素材には特殊なチタン合金をベースにしたセラタニウム®を採用し、チタンの軽さと堅牢性、セラミックに匹敵する硬さと耐傷性を併せ持つ。セラミックベゼルとともにブラックで統一したスタイリッシュなフェイスは視認性に優れ、まるで計器のようだ。さらにカレンダー表示やスモールセコンドなどにさり気なく配したチームカラーのペトロナスグリーンがマニア心をくすぐる。


▲パイロット・クロノグラフのスタイルを崩すことなく、あえてペトロナスグリーンだけでコラボをアピールするセンスにIWCらしさが息づく。

ベースになったパイロット・クロノグラフは、その名の通り、大空での機能性から生まれたモデルだが、サーキットの世界観にも違和感はない。それも卓越した唯一無二の技術追求という点で両者は共通するからだろう。

この時計を着用したら、それこそAMGのステアリングを握り、走り出したくなるに違いない。圧倒的なパワーとそれをいなすドライビングの快感がより深く味わえる。さらに試したいのが、専用工具を使うことなくストラップを簡単に着脱交換できるEasX-CHANGEシステムだ。別売の交換用ラバーストラップにはペトロナスグリーンも用意され、まるでタイヤ交換のピット作業のようにスピーディにドライビング仕様にできる。そんな軽やかな遊び心も楽しめるのだ。

「パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 “MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™ TEAM」の詳細はこちら


問い合わせ=IWC Tel.0120-05-1868

文=柴田 充 写真=奧山栄一 スタイリング=梶本美代子 編集=数藤 健
車両協力:メルセデス・ベンツ日本 Mercedes-AMG CLE Cabriolet / G 580 with EQ Technology Edition 1  https://www.mercedes-benz.co.jp/
衣装協力:メローラ(CONDOTTI) https://www.condotti.jp/

(ENGINE Webオリジナル)

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