2025.01.12

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手仕上げ&手焼きの美しい針に見惚れる! モリッツ・グロスマンの日本限定モデル 時計趣味、ドレスウォッチのひとつの到達点

いつもよりオシャレをして、大切な人と素敵な場所に出かける──。そんなときに選びたいのが、ハレの日に相応しいとっておきの腕時計だ。シックで品のいい3針や貴石をちりばめた煌びやかなモデル、さらにはスポーティなクロノグラフから遊び心あふれる個性派まで、身に着けるだけで“ドレッシーな気分”が高まる、15ブランドのタイムピースをセレクト。

今回は「時計をつくるなら…」「王道を行く」と、時計を知悉するベテランジャーナリスト二人が絶賛したモリッツ・グロスマンの1本。手に取って見るべし。

ENGINE時計委員の2025年のイチオシはこれ!
モリッツ・グロスマン
37 アラビック ジャパンリミテッド

2024年の日本上陸10周年に続いて、2025年は東京の播磨坂に構える世界で唯一のモリッツ・グロスマン ブティックのオープン10周年。日本限定の記念モデルは、ブランドのファーストモデル「ベヌー」を再解釈し、37mmケースと特別なデザインを採用する。「ベヌー」と同じ書体のアラビア数字をブラウンで記したシルバーダイアルにレイルウェイミニッツスケールを合わせ、さらにグロスマンが19世紀に製作した懐中時計を称えて、当時のロゴ「M.GROSSMANN」と洋梨形の繊細な針を用いるなど、通好みの凝った作り。ドイツ高級時計のクラシカルな味わいも格別だ。手巻き。【右】ローズゴールド。限定15本。予価880万円。【左】ステンレススティール。限定18本。予価605万円。

時計をつくるなら…… 
菅原 茂

「家をつくるなら~」で始まる印象的なCMソングの軽快なリフが頭から離れないことがある。理想のマイホームを思い描く、この曲を作詞したのは松山猛さんだ。たとえば自分が「時計をつくるなら」どうなるだろう。スタイルはクラシック。ダイアルは2針もしくはスモールセコンド付き、ノンデイト、細く長い針。ケースは39mm以下で薄型。ムーブメントは手巻き。よく考えれば、昔から時折着けてきた年代物のドレスウォッチそのままじゃないか。モリッツ・グロスマンのブティックで実際に手にした今回の日本限定モデルも「時計をつくるなら」のテーマそのもの。なんともドンピシャ過ぎるスペック! そこに時計趣味の原点にして到達点を見た気がした。

細部まで行き渡る手仕上げ 
高木教雄

手巻き、スモールセコンド、ノンデイトでケースは小振り。まさに個人的な好みにドンピシャ、である。アラビックの書体も端正で、上質なクラシック感を高めるのに奏功している。そして何より、手仕上げ&手焼きによる華奢で発色が美しい針に見惚れる。以前グラスヒュッテの工房を訪ねた際、針の製造工程を目の当たりにしたが、時代が2世紀ほど遡ったかのようであった。ムーブメントの仕上げ工程も、同様。優れた職人技が細部にまで行き渡った美しさは、見る者を圧倒する。37mmの小径なケースは、ジャーマンウォッチらしからず9.2mm厚と薄くもあり、ワイシャツの袖口にきれいに収まるドレスウォッチの王道を行く。

問い合わせ=モリッツ・グロスマン ブティック Tel.03-5615-8185

写真=奥山栄一 スタイリング=梶本美代子

(ENGINE2025年1月号)

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