2021.07.02

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MORITZ GROSSMANN/新たな美学を刻み始めたブランド初のセントラルセコンド

細く長いブルースティール針はカウンターウェイトも美しく、サーモンカラーの文字盤上の動きは有機的ですらある。

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時計の審美性をどこに求めるか。人によって意見は大きく分かれるだろう。それだけ時計にはわずか数センチの世界にじつに多くの魅力が混在している。だがひとつ確実にいえるのは、針にはその時計の個性が凝縮しているということだ。それは内に秘めたムーブメントの鼓動を外界に伝え、時計本来の計時を司る。なにしろ時刻を知るにはまず針を見なければいけないのだから。だからこそモリッツ・グロスマンはグラスヒュッテでも唯一、針を自製し、熟練の技を要するブラウンバイオレット始め、究極の針を作り出してきた。


MORITZ GROSSMANN(モリッツ・グロスマン)/セントラルセコンド
限定色のサーモンカラーの文字盤に、美しいブルースチールの針が映える。数字イン デックスはそれと同色で統一し、ブラックのロゴやスケールが全体を引き締める。4時位置のプッシャーは、リュウズでの時刻調整時に停止したムーブメントをリスタートさせる独自機構。世界限定25本。手巻き。ステンレススティール、ケース直径41㎜、3気圧防水。330万円。


センター秒針を駆動させるため、新たにホイールのような中間車を設け、動きも見て楽しめる。その分の増した厚みは、各パーツを再設計することでフラットに収めている。

そして新作では満を持して、ブランド初の「セントラルセコンド」を発表した。まるで糸のように細く研ぎ澄まされた秒針が文字盤を周回し、その美しさに思わず見惚れてしまう。スモールセコンドがムーブメントの動作を確認するインジケーターの役割を主にするのに対し、まさに1秒を刻むという力強い意思を感じさせるのだ。


セントラルセコンド、つまりセンター3針にするために新しく考案されたキャリバー100.11 は、丸穴車はプレートに覆われ、角穴車の横には目を引く大きなサイズの新たな中間車が設けられた。さらにムーブメント 中央の秒針用の歯車も手作業で面取りされ、丁寧に磨かれている。こうしたムーブメントの細かな歯先まで面取りされてポリッシュ仕上げが施されているあたりにモリッツ・グロスマンの美学が感じられる。

手仕事で磨き上げられたブルーの針は、動き続ける位置によって光を反射し、見るたびに違う発見を与えてくれる。それは極めたクラフトマンシップが血を通わせた工芸品であり、そこにジャーマンウォッチが到達したひとつの美学を見るのだ。


問い合わせ=モリッツ・グロスマン ブティック Tel.03-5615-8185
https://ja.grossmann-uhren.com


文=柴田 充 写真=近藤正一
(ENGINE 2021年8月号)

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