いつもよりオシャレをして、大切な人と素敵な場所に出かける──。そんなときに選びたいのが、ハレの日に相応しいとっておきの腕時計だ。シックで品のいい3針や貴石をちりばめた煌びやかなモデル、さらにはスポーティなクロノグラフから遊び心あふれる個性派まで、身に着けるだけで“ドレッシーな気分”が高まる、15ブランドのタイムピースをセレクト。
今回はハリー・ウィンストン。世界屈指のハイジュエラーが手がけるダイヤモンドのエメラルドカットをモチーフにした華麗なデザインのタイムピースを腕に飾りたい。
ENGINE時計委員の2025年のイチオシはこれ!
ハリー・ウィンストン
HW エメラルド 33mm
ニューヨークに本店を構える世界屈指のハイジュエラー、ハリー・ウィンストンを代表する時計コレクションのひとつがドレッシーなデザインの「HW エメラルド」。ケースのエレガントなフォルムは、ブランドのロゴに用いられているダイヤモンドのエメラルドカットに由来する。大胆な8角形デザインのケースとラグや、宝石さながらに多くのファセットを刻む文字盤を目映い輝きで引き立てるのは、94個のラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンド。サンレイサテン仕上げのブルーダイアルも優美な雰囲気を醸す。クォーツ。ケース縦39.3×横33.3mm、3気圧防水。360万8000円。
ジュエリーの感性を腕時計に
野上亜紀
「HW エメラルド」のレディスモデルについて触れる機会は度々あったが、今回は男性向けである。男性がこの時計をするのかどういう時か、などと考えていたら、時計を“装う”という気持ちに尽きるな、という考えに行きついた。シックなカラーリングやジェムセッティングもさることながら、文字盤までをもエメラルドカットに見立てた独特のフォルムは特別感に満ちており、スペシャルなオケージョンにふさわしい。知的な中にもさらりと、ちょっとした遊び心や余裕を感じさせるスタイリングが、華やかさをメインとするレディスモデルとは一味違う洗練の形だ。ハイジュエラーの感性を注ぎ込んだ、今企画の“ドレッシーな気分で出かけよう!”という言葉にふさわしい1本である。
宝石のように輝く八角形
本間恵子
「エメラルドといったら緑色じゃん?」などとうかつに口を滑らせたら、ハリー・ウィンストン好きの女性たちから冷笑されるので気をつけられたし。このコレクションでいうエメラルドとは、ダイヤモンドのエメラルドカットのこと。ブランドの創始者ハリー・ウィンストンは“キング・オブ・ダイヤモンド”として知られる伝説的なジュエラーだが、彼が最も愛したダイヤモンドの形は八角形のエメラルドカットだったのだ。それにちなんで文字盤にもダイヤモンドを思わせるファセットを施し、時計ケースそのものを一粒の宝石に見立てたデザインが秀逸。このコレクションにはレディスモデルもあるので、パートナーと一緒にペアで楽しんでもいいかも。
問い合わせ=ハリー・ウィンストン クライアントインフォメーション Tel.0120-346-376
写真=宇田川 淳 スタイリング=小林尚史
(ENGINE2025年1月号)
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