2025.02.04

CARS

2台持つとクルマはもっと楽しい! 911カレラとケイマンを愛するオーナーの、背伸びをしない素敵なポルシェの楽しみ方とは

ポルシェ911カレラ(2002)とケイマン(2008)を大切にしながら楽しんでいる。

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憧れのブランドのスポーツカーを2台持つということ。そんな贅沢なカーライフを過ごせたら幸せなことこの上ない。それを無理なく実践する、40代男性の素敵なカーライフ。

複数台所有が可能なら、クルマのブランドやジャンルを変えることで多様な楽しみ方が得られる。そこをあえて同じブランドの、しかも個性の強いスポーツカー2台持ちとするのは、相当なこだわりを感じさせるところであり、かなりレベルの高いクルマ趣味のように思う。ある意味で贅沢なチョイスとも言えるだろう。



ここで紹介する犬田行宣さんはそんなスタイルの2台持ちを実践するひとりだ。彼の愛車はポルシェ911カレラとケイマン。そう聞くとセレブリティなイメージを抱くかもしれないが、犬田さんは「決してそんなことはありません」と謙虚に語る。

「昔から自動車ジャーナリストの人たちがポルシェ911は素晴らしい、って書いているじゃないですか。そう聞けばクルマ好きなら一度は所有してみたくなりますよね」

自ら明かされているように、犬田さんは根っからのクルマ好きだ。免許を取得してからは国産ミドシップスポーツカーでハンドリングの切れ味の良さに魅了され、その後一度はスポーティなワゴンに鞍替えしたものの、すっきりシャープなスポーツカーの走りが忘れられずに、ポルシェを探し求めたのだという。

「10年ほど前、その当時に乗っていたワゴンの修理が必要になったんですけれど、費用が嵩むことがわかり、買い替えを考えました。子どもも成長してベビーカーが不要になったことで、クルマの選択で実用性を最優先させる必要もなくなった。それなら元気な30代(当時)のうちに乗るべきでしょって思いを新たにして。小さな子どもなら911の後席にも乗せられますしね」

定番とも言えるシルバーのボディカラーを纏う2002年式ポルシェ911カレラ。

そうして探し当てたのが現在の愛車である996型のポルシェ911カレラ(2002年式)だ。購入当時のオドメーターの数字は約4万キロで、今では14万キロを超えた。

「996後期型で製造からは22年、僕が所有してからも10年ほど経っていますが、致命的なトラブルはなかったですね。この世代の911には見過ごせない持病がありますが、幸い僕のクルマは問題なかったのでそのまま乗っています。オルタネーターやダイレクトイグニッションの不調といった故障はいくつかありましたが、いずれもパーツ交換で解決できましたし、細かな部分もDIYできるものは自分で直しています」

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