2025.01.18

CARS

R32スカイラインのGT-R風街道レーサー 長いボンネットとチン・スポイラー、オーバー・フェンダーで迫力満点

ランボルギーニ・ミウラの街道レーサー仕様とともに、リバティウォークの雛段を飾ったのが8代目R32型スカイラインGTSの2ドア・クーペをベースにGT-R仕様の昔懐かしい街道レーサーに仕立てたモデルだ。

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世界中で大ヒット

今や世界中のファンから愛されているブランドがリバティウォーク。自らをシャコタンコヤジと名乗る社長の加藤渉氏は、世界中にファンを持ち、その世界では神聖視されているほど。加藤氏の手がけるクルマは、いわゆるヤン車だが、今の時代のヤン車ではなく1970年代、80年代のいわゆる街道レーサーと呼ばれる仕様である。これが世界中で大ヒットなのだ。



1時間前から大混雑

オートサロンは初日の前半がサイレントタイムといって各ブースでの音出しが禁止されている時間帯になっている。今年は午後2時までがサイレントタイムとなっていた。そうしたなか、リバティウォークはブースセンターに2台のクルマを展示、その2台には日の丸のベールが掛けられていた。午後2時にアンベールされるとのことだったが、1時間以上も前から同社ブース前は大混雑。とてもじゃないがアンベールに立ち会えるような状況ではなかった。

午後4時くらいになり、少し落ちついたところでブースを訪れると2台はすっかりアンベールされ、その姿を見せていたのはミウラとこのR32型スカイラインだった。このスカイラインはGT-Rに見えるがじつはGTSベースのモデル。そういえば街道レーサーが流行っていた時代、ハコスカ(3代目スカイライン)やケンメリ(4代目スカイライン)のGTXを使ってGT-R風に仕上げるのは、ひとつの定石ともなっていた。



街道レーサーらしいフェイス

写真では展示の都合でボンネットが半開きとなっているが、このボンネットを閉めるとノーズから30cmくらい先までボンネットが突き出る。大きく張りだしたチン・スポイラー、外側に取り付けられたオイルクーラーと合わせて街道レーサーらしいフェイスとなっている。

大型のオーバー・フェンダーはリベットでの固定式で、サイド・スカートと大型のエア導入口を備えるリア・フェンダーも迫力満点。もちろん超大型のリア・ウイングを備えるが、現代のウイングのような形状ではなく、ステーと翼端板が一体となった当時モノっぽいフィニッシュである。

なお、このモデルは展示用で公道走行は不可となっているが、公道走行可能なモデルもあり、ブース内でパネル展示されていた。



文、写真=諸星陽一

(ENGINE WEBオリジナル)

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