2025.01.21

CARS

日本初上陸でセダンと同じ1998万円 PHEVになったBMW M5のワゴン仕様、ツーリングの販売開始

BMWジャパンは BMW M社謹製のスーパースポーツ・セダンである「M5」のラインナップに、ワゴン・モデルの「ツーリング」を追加、日本での販売を開始した。

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M5ツーリングはこれで3モデル目

これまでM5ツーリングは、5シリーズの3代目(E34型)と5代目(E61型)に設定されていて、新型が3モデル目となる。なお、M5ツーリングが日本で正規導入されるのは今回が初めてだ。



システム総合出力727ps/1000Nm

M5セダンと同様のメカニズムを用いつつ、ワゴンならではの使い勝手がプラスされるM5ツーリング。パワートレインは「XM」に初めて搭載されたプラグイン・ハイブリッド(PHEV)を採用。

エンジンは4.4リッターV8ツインターボで、585ps/750Nmを発生。これに197psの電気モーターと22.1kWhのバッテリーを組み合わせる。システム総合出力は727ps/1000Nm。EV走行も可能で、航続距離は約70kmだ。



後輪駆動にもできる4WDを搭載

トランスミッションは8段AT。シフト特性は3段階調整式で、効率重視のモード「1」、変速時間を短縮したモード「2」、エンジン回転がリミットに達しても自動変速しないモード「3」が選択できる。

駆動方式は4輪駆動で、アクティブ・デフと統合制御するシステムを構築。基準となる4WD走行のほか、後輪の駆動力を高めスリップ許容量を拡大した「Mダイナミック」モードや、DSCオフでの「2WD」モードなどが選択できる。シャシーは可変ダンパーを備えたアダプティブ・サスペンションや可変レシオのステアリング、M5初採用の後輪操舵を搭載する。



ワゴンならではの荷室

これら、M5セダンと同様のメカニズムを採用しつつ、ワゴンならではの使い勝手をプラス。荷室容量は、後席使用時が500リッター、40:20:40分割可倒式リア・シートをすべて倒すと1700リッターまで拡大できる。また、前席への荷物飛び出しを防ぐラゲッジ・パーティション・ネットが標準装備される。



迫力のワイド・フェンダー

エクステリアは、通常の5シリーズ・ツーリングよりフロント・フェンダーを75mm拡幅。専用エアロ・バンパーやライトアップ機能付きのブラック・キドニー・グリルを備える。リア・フェンダーも48mmワイド化され、スポイラーやディフューザー付きバンパー、スポーツ・エグゾーストを装着する。

インテリアは、ほかの最新のBMWモデル同様、12.3インチのメーター画面と14.9インチのコントロール画面を連続させたカーブド・ディスプレイを搭載。スイッチ類を削減した現行5シリーズの内装を基礎に、Mマルチ・ファンクション・シートをはじめとするM専用装備を採用した。



安全性は最新鋭

安全性や利便性に関する装備も充実。ハンズオフ機能や、最大10か所の登録と1か所あたり200mで合計600mまでの運転操作を記録できる完全自動駐車機能を備えた運転支援装置や、ドライブレコーダーやスマートフォン連動の防犯装置、最新インフォテインメント・システムのBMWオペレーティング・システム8.5なども標準装着される。

価格は1998万円。ツーリングでも、値付けはセダンと同額に設定された。納車時期は2025年第1四半期以降となる予定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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