2025.01.28

CARS

クルマだけでなくソフトトップの開閉時間も速い 新型アストンマーティン・ヴァンテージにロードスター登場

昨年、大幅改良を受けた「アストンマーティン・ヴァンテージ」に、オープン・モデルの「ロードスター」が追加された。

トノカバー不要の軽量ソフトトップを採用

改良前のヴァンテージ・ロードスター同様、トノカバーを不要としたZフォールド式の軽量なソフトトップを採用。車両重量はクーペに対して60kg増となる1805kg。6.8秒という開閉時間は、現在販売されている電動開閉式ルーフでは最速で、50km/h以下であれば走行中でも操作が可能だ。



ソフトトップは4色から選べる

ルーフには8層の断熱材を用い、クローズ時の車内騒音はクーペと同レベルに抑えた。カラー・バリエーションは、ブラック、レッド、ブルー、ブラック&シルバーの4色。ボディカラーは3色が追加され、21種類から選択が可能だ。4種類の21インチ・ホイールと7色のブレーキ・キャリパーも設定される。

オープン化に伴う剛性低下を補うべく、車両後部のボディ取り付け方法を改良。重量を最適化したシア・パネルを配置したことで、ボディの横剛性はクーペより高まっている。また、アルミ素材のロールオーバー・プロテクション・システムは、鋳造と押出成形を組み合わせることで、重量軽減と強度向上を図っている。



0-100km/h加速はクーペと同タイム

前後重量配分はクーペの前後等分から49:51へわずかながらリア寄りとなり、これに合わせてサスペンションのビルシュタイン製DTXダンパーのリアを制御するソフトウェアや、後部搭載されるトランスミッションの取り付け位置を調整している。これにより、クーペ同様に良好なハンドリングを再現している。

搭載される4.0リッターV8ツインターボは、クーペと同様の665ps/800Nmを発生。これは従来型ロードスターに対し、155ps/115Nmの向上だ。トランスミッションはパドルシフト式の8段ATで、駆動方式はFR(フロント・エンジン後輪駆動)。0-100km/h加速はクーペと同じ3.5秒、最高速度は2km/h減の323km/hと公表されている。

納車開始は第2四半期を予定している。



文=関耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement