2025.01.28

CARS

日産エクストレイルをベースにインドアの趣味をアウトドアで楽しむための2台のカスタマイズ・モデル

日産は東京オートサロン2025に、現行型と先代モデルの2台のエクストレイルをベースにしたカスタム・カーを参考出品した。どちらもボディをラッピングし、共通デザインのサイド・デカールで飾るが、それぞれ異なる趣味に特化したアイテムを荷室内に格納している。

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本格エスプレッソを楽しむ

現行モデルの「G」グレードをベースにした「アンウインド・コンセプト」は、ランチリオ社監修のエスプレッソ・メーカーとテラスを載せたトレーラーを装備し、屋外でも本格エスプレッソを楽しめる空間を演出。荷室に積んだコーヒー機器の電源は、車載AC電源を利用する。



外観はオフローダー仕立て

外装では、フロント・グリルやバンパーは専用品を採用。純正のアンダー・カバーとサイド・ステップ、ジャオス製のフェンダー・ガーニッシュはタフさを演出するざらついた質感の専用塗装を施している。牽引バーは海外向けアイテムを採用した。

脚まわりに組み込んだリフトアップ・セットと、特別塗装のホイールもジャオス製で、タイヤはトーヨー・オープンカントリーA/T IIIを装着。オフロード走行も意識した内容となっている。



アナログレコードを楽しむ

先代モデルの2017年式「20Xi」グレードをベースとした「リマスタード・コンセプト」は、一昨年と昨年のオートサロンに出展したキューブとマーチ・ベースに続く中古車で作成したカスタマイズの第3弾。荷室にはオーディオテクニカ社監修のアナログレコード再生機器を搭載。給電はリーフの使用済みバッテリーを流用したポータブル電源から行う。

こちらもフロント・グリルとバンパーは専用品で、専用塗装のジャオス製フェンダー・ガーニッシュや海外向けサイド・ステップ、純正アンダー・カバー、海外向け牽引バーを装着。ジャオス製のリフトアップ・セットとホイール、トーヨー・オープンカントリーA/T IIIで脚まわりを固めた。



「チル」を感じる世界観

テーマは「チル」を感じる世界観で、インドアでの趣味をアウトドアへ持ち出し、好きな場所でゆったりとひたることを想定。車中泊やリモートワークなど、プライベートスペースとしての車室活用が広まるなか、キャラバンやNV200で内装を部屋のように仕立てたマイルーム・シリーズを展開する日産だが、今回の新たな提案は、自宅と車内の境界線をいい意味でさらに曖昧にしそうだ。



文=関 耕一郎 写真=宮門秀行、編集部

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