2025.02.01

CARS

エンジン編集部のポルシェにトラブル発生 ボクスターを襲った異変に続き、911までダウン【エンジン編集部長期リポート 79号車 ポルシェ911カレラ4S(996型)#71】

エンジン編集部長期リポート 79号車 ポルシェ911カレラ4S(996型)にトラブル発生!

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またしても冷却水漏れ

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悪いことは重なるもので、そんな中、79号車もトラブルに見舞われることになった。

ボクスターを載せたトランポの後についてポルシェセンター練馬に向かっている時、冷却水の警告灯が点き、到着後、調べてもらったところ、かなりの冷却水漏れが起きていることは明らかで、こちらもその場で工場入りとなったのだ。

1年前にもラジエターからの冷却水漏れが起こって大きな修理をしているが、実は数日前から、走行後、冷却水特有の甘い匂いがクルマの周囲に漂っているのでおかしいと言っていたところだった。

工場で診てもらい、後日、判明したのは、今度は前ではなく後ろ、エンジンのすぐ左脇にあるオイル・セパレーターの付け根部分のホースからの水漏れだった。

ポルシェセンター練馬の整備受付ブースには大型リフトが備わり、整備が必要な箇所を メカニックの説明を受けながら確認することができる。

この修理にはオイル・セパレーターのみならず、50点近くのパーツの交換が必要になるという。そのパーツ代だけで27万円以上、工賃も含めると約43万円の修理代がかかるというからヤレヤレである。

しかも、今回はそのまま車検整備もしてもらうのだが、その過程でもいくつか不具合が発見されることになった。

ひとつは、左右のフロント・ドライブシャフト・ブーツからのグリス漏れで、ブーツそのものは破れていないが、留め具がゆるくなっていて、そこからグリスが周囲に飛び散っているのが目視できた。

もうひとつは、エンジン・オイルパンに損傷跡があることで、どうやら以前、高速道路で落下物の上を通過した際に擦ったものらしい。どちらも交換が推奨されるということで、車検と一緒にやってもらうことになったが、79号車も年越しでの整備となる。

文=村上 政(ENGINE編集長) 写真=望月浩彦 取材協力=ポルシェセンター練馬

■PORSCHE 911 CARRERA 4S
導入価格(新車時):340万円(1244万2500円)
導入時期:2017年4月
走行距離(導入後):3万4395km(5万2010km)

◆エンジン編集部長期リポート 79号車 ポルシェ911カレラ4S(996型)の連載一覧はこちら

(ENGINE 2025年2・3月号)

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