2025.03.08

CARS

ヤフオク7万円のシトロエン、大規模修復後2年目の総括とフランス車イベント詣で シトロエン・エグザンティア(1996年型)長期リポート#66

イベントの帰路、給油中のエグザンティア。運転席側ドア・ミラーに油種間違いのないよう、黄色いカバーが被せられている。

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ヤフー・オークションで7万円のシトロエン・エグザンティアを手に入れ、10カ月の時間と200万円を投じて大規模修復を実施。そうしてようやく走り出すも次々にトラブルに見舞われ、綱渡り状態ながら予算をひねり出し、なんとか乗り続けているエンジン編集部ウエダの自腹散財リポート。今回は路上復帰後丸2年が経過したので、その総括と、偶然フランス車イベントへ参加することになった模様を報告する。

少しだけペース・ダウン

ヤフオクの7万円出品車を落札したのが2021年6月のこと。板金と整備で10カ月と200万円を要し、納車になったのが翌2022年の3月末。しかし走り出せばその日からサスペンションがハード・モード固定となったり、壊れたり、パワー・ステアリングの不調で散々悩まされたり、また壊れたり、さらにはいちばんの大物のハイドローリック・シトロエンの命であるLHMの流れる配管の完全造り直しまで行って、結局2024年3月末までの2年間でさらに100万円以上をつぎ込んでしまった僕のエグザンティア。



でも後悔は、していない。それに入庫ばかりで乗っていなかったか、といえばそうでもなく、2024年3月末の時点での積算計の数字は18万5002kmに達した。購入時からだと2万6032kmを走破している。

大規模修復から1年後の第33回のリポート時と同様に、この2年目も総括をしてみよう。2022年3月末から2023年3月末までの初年度の走行距離は1万5000km強だった。そして2年度、2023年3月末から2024年3月末までは1万1006kmを走っている。単純に比較すれば2/3ほどしか走っていないが、入庫期間もけっこうあったから、少々ペース・ダウンした感じだろうか。

ちなみに2年目の平均燃費は9.6km/リットルと、1年目の平均10.01km/リットルからやや悪化した。天候や時間を問わず、24時間365日フル稼働し、たいてい家族や荷物を満載にして西へ東へと走る走行パターンはほとんど変わっていない。……と思っていたが、メモを細かく見返してみると、特に2年目は遠出の回数が減っていた。

ロング・ドライブこそがエグザンティアの本領を発揮するステージなのに、こんなに渋滞する都心部ばかりの移動じゃ、リポート車が少々へそを曲げてしまっても仕方がないのかも知れない。だからというわけではないけれど、偶然にもこの春は、ハイドローリック・シトロエンたちが集まっている場所への日帰りショート・トリップを、エグザンティアは2度もこなすことになった。

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