2025.03.07

CARS

シトロエンDS21やCXでお馴染みの名グレード、パラスも復活 DS4と7に新グレード登場

「DS4」と「DS7」に2種類の新規グレード、「エトワール」と「パラス」を追加した。エトワールはDS4とDS7、パラスはDS7に設定される。

星を意味するエトワール

フランス語で「星」を表すエトワールは、パリ国立オペラ座バレエ団で最上位のトップダンサーを表す名称として用いられ、以前は凱旋門のある広場の名として使われていた。凱旋門を中心に放射状に伸びるパリの大通りはエトワール=星の輝きを想起させるなど、パリにおいては特別な意味を持った言葉だ。



装備は既存のオペラに準ずる

主要装備は既存グレードの「オペラ」に準じるが、この名を与えられた新グレードには、かつてエトワール広場と呼ばれたシャルル・ド・ゴール広場の凱旋門から広がる道をイメージした専用バッジが掲げられている。

ボディ・カラーは3色で、クリスタルパールのほか、DS4にはノアールペルラネラ(黒)とブランナクレ(白)、DS7にはグリラケとグリティターヌ(ともにグレー系)を設定する。



60年前に初めて採用

DS7に設定されるパラスは宮殿を意味し、1965年の「シトロエンDS21」以来、久々にグレード名として採用された。フランスでは5つ星を上回る格付けの最上位ホテルの称号ともなっている。ベースとなるグレードは「リヴォリ」で、ボディ・カラーはノアールペルラネラのみの設定だ。

エトワール、パラスともに、フロントのDSウイングはシャイニーブラック仕上げ。DS4にはシャイニーブラックのリア・ガーニッシュとアルカンターラとファブリック、さらにテップレザーを用いたシート、DS7はシャイニーブラックのサイド・ウインドウ・モールとルーフレールが装備される。パワートレインはDS4が1.5リッター直4ディーゼル・ターボのブルーHDi、DS7が1.6リッター直4ガソリン・ターボ+モーターのプラグイン・ハイブリッドAWDとなる。

価格は、DS4エトワールが543万円、DS7パラスが789万円、DS7エトワールが828万円となっている。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement