2025.03.29

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13万4200円は買いですね! 映画『ブルー・ハワイ』でエルヴィス・プレスリーが身につけた「ハミルトン ベンチュラ」

エンジン時計委員、松尾健太郎のイチオシはこれ! ハミルトン ベンチュラ

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エンジン時計委員会が新しいトレンドとしていま注目しているのが「ジェンダーレス・ウォッチ」だ。大径ケース、カラフル文字盤とここ最近の流行りが一段落したいま、新たに注目されているのが静かなる豪奢=「クワイエット・ラグジュアリー」と「ジェンダーレス」のキーワードだ。今回はそんな注目ウォッチのなかから、エンジン時計委員の松尾健太郎がこの一本をセレクトした。

エンジン時計委員、松尾健太郎のイチオシはこれ!
ハミルトン ベンチュラ



1892年に米国ペンシルベニア州で創業したハミルトン。最新のベンチュラは1957年発売のオリジナルに忠実な盾型フォルムはそのままに、20世紀半ばのモダンデザインを反映。クォーツ。ステンレススティール、ケースサイズ縦50×横32mm、5気圧防水、カウレザー・ストラップ。13万4200円。ケースサイズ縦36×横24mmのモデルも同価格でラインアップ。

イケメンにも、クール美女にも

「ベンチュラ」は、1957年に世界初の電池式腕時計として発売された。

デザインはキャデラックのテールフィンを手掛けたリチャード・アービブが担当。砲弾をモチーフにした意匠は実に未来的であった。

映画『ブルー・ハワイ』(1961年)にて、当時人気絶頂だったエルヴィス・プレスリーが身につけ甘い声を響かせると、これが一転、リゾートとイケメンの象徴となった。

ユニセックスで、どこか艶めかしいデザインは女性の間でも評判となり、彼の妻プリシラもよく腕にまとっていた。

時は下って、2019年に公開された映画『メン・イン・ブラック:インターナショナル』では、女優テッサ・トンプソン演じるエージェントMがベンチュラを装着している。全身黒ずくめのジェンダーレスなスーツ姿によくマッチしていた。

ベンチュラにはケースサイズも大小用意されているから、ペアウォッチとしてもいい。またフレックスブレスは自分でコマ詰めすることも可能だから、シェアウォッチとしてもおすすめなのだ。

(ENGINE2025年4月号)

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