2025.03.25

CARS

ジョン・クーパー・ワークス(JCW)もEVに ミニ・クーパーとエースマンにEV仕様の高出力モデルを追加

ミニが、「クーパー」の3ドアと4ドアで電気自動車=バッテリーEV(BEV)専用モデルである「エースマン」に、BEVのハイパフォーマンス・モデルとなる「ジョン・クーパー・ワークスE」を追加した。ミニの高性能車サブ・ブランドであるジョン・クーパー・ワークス(JCW)に、EVが加わるのは初めてだ。

258psモーターで前輪を駆動

電気モーター1基をフロントに搭載し、前輪を駆動。最高出力は258ps/350Nm。この数値はEブースト機能により約27psを追加したものとなる。Eブースト機能はステアリングのコラム上に備わるスイッチの操作により10秒間作動させることができる。



航続距離は400km以上

駆動用のリチウムイオン・バッテリーはボディ床下に搭載。容量は54.2kWhで、一充電あたりの走行距離は、クーパーが421km、エースマンが403kmだ。

シャシーは、JCWスポーツ・サスペンションとスポーツ志向のタイヤを標準装備し、前輪キャンバー角を拡大するなどサスペンションにサーキット走行も視野に入れた専用のセッティングを施すことで、ハンドリングや旋回時のグリップを高めている。ホイールは、クーパーが17インチ、エースマンが18インチだ。



JCWらしいスポーティな仕立て

エクステリアは、フロント・グリルとアンダーボディの開口部が小さくて済むBEVならではのデザインにより高い空力性能を実現。ボンネットには耐候性に優れるソリッド・カラーのストライプが入る。

インテリアは、シートのほか、Eブースト・ボタン付いたステアリングホイールがJCW専用仕様となる。また、ハーマンカードン製HiFiラウド・スピーカー・システムが標準で備わる。ブラックとレッドで彩られた専用パターンのダッシュボードや、赤いチェッカーパターンを映し出すライティング付きのパノラマ・ガラス・サンルーフも採用している。

価格は、クーパーが616万円、エースマンが641万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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