2025.04.25

CARS

「正直に白状すると、ちょっと欲しいかも……」というクルマとは? 嶋田智之(自動車評論家)が5台の注目輸入車に試乗!

嶋田智之さんが乗ったのは、ロータス・エメヤR、フェラーリ・プロサングエ、シトロエン・ベルランゴ・マックス、アウディSQ8スポーツバックeトロン、BYDシールAWDの5台

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今年も乗りまくりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。各メーカーがこの上半期にイチオシする総勢33台の輸入車に33人のモータージャーナリストが試乗! 

嶋田智之さんが乗ったのは、ロータス・エメヤR、フェラーリ・プロサングエ、シトロエン・ベルランゴ・マックス、アウディSQ8スポーツバックeトロン、BYDシールAWDの5台だ!

ロータス・エメヤR「
新しい章へと突入した」

車重2.6tのフル電動フル4シーターGTは、ロータスとしてありかなしか。多くのファンが気になるところだろう。

ロータス・エメヤR

場内チョイ乗り、0-100m加速、パイロン・スラロームという限定的な条件ではあったが、トップエンドのエメヤRを走らせて感じたのは“あり!”だ。“ありどころか、こりゃ凄い”を付け加えてもいい。

何しろ、その鮮やかな走り! 918psに985Nmを全開にすると、脳ミソが瞬時に後方へ置き去りにされる感覚とともに、AWDでありながら右へ左へとわずかに尻を振りつつ、壮絶な勢 いで突き進んでいく。0-100km /h加速2.78秒は伊達じゃない。

ロータス・エメヤR

スラロームでは、ステアリング操作に対して微塵のタメもなく瞬時にヒラリと狙いどおりにパイロンをクリアしていく。右足に込める力加減によってはあらゆる場面で後輪が当然のごとくグリップを放棄するが、むしろコントロールを楽しみたい気分になる。

“軽さ”はないが、濃厚な“軽やかさ”がある。ロータスは“らしさ”の重要な部分を残しながら、新しい章へと突入したのだ。お見事!

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