2025.04.25

CARS

「正直に白状すると、ちょっと欲しいかも……」というクルマとは? 嶋田智之(自動車評論家)が5台の注目輸入車に試乗!

嶋田智之さんが乗ったのは、ロータス・エメヤR、フェラーリ・プロサングエ、シトロエン・ベルランゴ・マックス、アウディSQ8スポーツバックeトロン、BYDシールAWDの5台

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アウディSQ8スポーツバックeトロン「伝統の味わいは不変」

個人的にクーペSUVの中で最もスタイリッシュなシルエットを持っていると感じていたSQ8スポーツバックeトロン。503psに973Nmの力強さはそれとなく想像できていたけれど、フロント1基、リア2基の3モーターで構成される電動クワトロは実は初体験なので、そのトラクション制御はどんなだろう? と興味はあった。

アウディSQ8スポーツバックeトロン

その加速力は想像どおりで、2.7t超えの重量を意識させない勢いでスピードに乗せていく。ほかにもっと強力なモデルを体験した後だったこともあって、そこにはさほどの驚きはなかったが、けれどコーナリング中に加速体勢に入りながら旋回していくときの安定しきった挙動には、マジメに驚かされた。

アウディSQ8スポーツバックeトロン

2基のリアモーターを独立して制御することによる電動トルク・ベクタリングが、不気味なほどのオン・ザ・レール感覚と微塵も怖さのない安定感を生み出しているのだろう。ああ、アウディ・クワトロだな、と強く意識させられた瞬間だ。電動になっても伝統の味わいを高めることに余念がない。そこには凄味さえ感じさせられた。

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