2025.05.03

CARS

プロゴルファーの矢野 東さん メルセデス・ベンツSL600やフェラーリ550マラネロにも乗った矢野さんの現在の愛車は?

「次のクルマも色は絶対黒です」という矢野さんの現在の愛車がこれ。

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次に気になったクルマ

SL600でスポーツカーの魅力を知った矢野さんが次に気になったのはフェラーリである。

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「知人がフェラーリ550マラネロに乗っていて、カッコイイなあと思っちゃったんです。黒の中古をいろいろ探して手に入れました。あれ、フロント・エンジンだからトランクにキャディバッグが入るんですよ」

黒い6段MTの550マラネロでツアーをまわった矢野さんは、ゴルフ場でもとても目立つ存在だった。

「やっぱり黒いフェラーリってめちゃくちゃカッコイイんですよ。26歳ぐらいでしたから、先輩たちは生意気なヤツだと思っていたかもしれません(笑)」

トラブルはちょこちょことあったけれど、550マラネロはそれ以上に喜びを与えてくれたという。

「東京から仙台のゴルフ場へ自走したり、550マラネロの思い出はたくさんあります。すごく楽しかったんですけど、マニュアル操作がだんだん面倒になってきちゃって。パドル・シフトにしたいなあと。ちょうど日本で発売が開始されたフェラーリF430に買い替えました。これも黒です」

LEXUS LS500h/レクサスLSとして5代目にあたるLS500hは2017年に発売された。矢野さんの愛車は2020年にマイナーチェンジを受けたモデルとなる。「いまの自分の生活にぴったり。上品で自分の価値を上げてくれるクルマだと思っています」(矢野)
 
08年にレクサスLSロングを増車、F430との2台持ちになった。

「レクサスに乗り始めたら、あまりにもラクチンでF430に乗らなくなってしまったんです。ガレージに置きっぱなしでエンジンがかからなくなったりして。10年にF430を手放し、ポルシェ・パナメーラを購入しました。同時にレクサスは父に譲ったので、パナメーラ1台体制になりました。初めての白。でもすぐに嫌になっちゃって、マット・ブラックにラッピングしました」

2013年に結婚、18年に第1子、20年には第2子に恵まれ、4人家族になった矢野さんの現在の愛車は黒いレクサスLS500hである。

「20年にマンションを購入したんですけど、立体駐車場に大きなクルマは入らないんです。駐車場、家族構成、使い勝手などを総合的に考慮してレクサス500hにしました。昨年、妻用にレクサスUX300hを買いましたので、いまはレクサス2台持ちですね」

試合に出るほか、ゴルフ関連の事業も行っている矢野さんの足として活躍中のレクサス500hはすでに7万kmを走行している。

「ゴルフ場に行くことが多いので1日150kmは普通です(笑)。乗り心地は素晴らしいし、室内は広いし、ビジネスに行ったときに上品に見えるし、とても気に入っています」
もう一度スポーツカーに戻りたくはないですか?

「子供たちにゴルフやスキーをやらせたいと思っているんです。ですから次は4WDのSUVにしようと思っています。その後にスポーツカーを増車したい。ポルシェ911に一度は乗ってみたい。この2台持ちを自分のなかでは計画しています。事業計画的に言えば3年から5年で達成という感じ(笑)」

プロゴルファーにとってクルマは必要不可欠、生活の一部だと言う矢野さん。

「次のクルマも色は絶対黒です」

そう言うとレクサス500hのトランクに自分でプロデュースしたという黒いキャディバッグをしまった。

矢野さんの黒いSUV&黒い911計画に幸あれ!

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=筒井義昭 スタイリング=Kim-Chang

矢野 東(やの・あずま)
1977年群馬県生まれ。7歳からゴルフを始め、中学に入ると競技へ参戦するようになる。日大ゴルフ部時代には「関東アマ」「朝日杯全日本学生」「全日本学生王座決定戦」で優勝、2000年にプロへ転向する。02年シード入りし、05年「アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン」で初優勝を飾る。08年には「ANAオープン」「ブリヂストンオープン」で優勝。賞金ランク2位となった。右ひじの手術などにより14年にシードを手放すものの、21年の「ANAオープン」では5年ぶりに最終日最終組をプレーし、シード復帰を果たした。

(ENGINE2025年5月号)

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