2026.02.28

CARS

【映画『木挽町のあだ討ち』公開記念】山本周五郎賞と直木賞をW受賞した作家、永井紗耶子さんの愛犬と愛車を初公開

映画化された『木挽町のあだ討ち』の作者、永井紗耶子さんの愛犬アルちゃんと愛車

作家の永井紗耶子さんの愛犬は、体重50kg超えの超大型犬のグレート・ピレニーズ、アルちゃん。一緒にドライブに出かけるクルマもジャンボ・サイズ、かと思いきや……。映画『木挽町のあだ討ち』の原作者の永井さんの大きな愛犬と小さな愛車を初公開!

永井紗耶子さんの初作品

横浜市内ののどかな住宅街に建つ古風な一軒家。母屋の裏側から離れへと通じる門を開けてもらうと、そこにはしだれ桜や梅の木などが立ち並ぶ美しい庭があった。



ここは一昨年、『木挽町のあだ討ち』(新潮社刊)で、山本周五郎賞と直木賞をW受賞した作家、永井紗耶子さんのご自宅。書庫としても使われている離れがある庭には、石灯篭や井戸があり、永井さんが描く時代小説の世界が、そのまま眼の前に現れたかのような気分になる。

そんな景色に目を奪われていると、永井さんと共に、シロクマみたいな大きな犬が歩いてきた。驚きながら近づいてみると、真っ黒な瞳が愛らしく、頭を撫でてみるとフワフワとした真っ白な毛並みが気持ちいい。さっそく永井さんが紹介してくれた。

「8歳になる我が家の一員で、名前はアルファーノ。男の子ですが、アルちゃん、と呼びたくて付けた名前なんです」



彼女が子供の頃から数えるとこのグレート・ピレニーズという犬種のアルちゃんが4頭目になる。いずれも大型犬ばかりで、最初に飼ったのは彼女が6歳だった時のラフ・コリーで、体重は40kg超。このデリーという名のラフ・コリーを主人公にした物語が、永井さんが書いた最初の“作品”になったそうだ。

「あれは小学校一年生の時で、つけたタイトルは『ぼくはデリー』。犬が一人称で喋る物語でした。私が野良猫を拾ってきてショックを受けたとか、留守番をさせられて傷ついたといった話で、小学生の作文コンクールに出したら、賞をいただいて本にも載ったんですよ」

サクラを選んだ理由 

愛読書はシートンの『狼王ロボ』で、時間があれば犬の図鑑を読み漁っていたという少女時代の永井さん。ラフ・コリーの後は、2頭目のムーティ、3頭目のルーファス、そして現在のアルファーノと、すべてグレート・ピレニーズである。

「子どもの頃から大きな犬のゆったりした存在感が大好きで、アルちゃんも体重が50kgはあります。ですからちょっと離れた公園や、獣医さんのところに行くにも、必ずクルマが必要になるんです」



そんな永井さんが愛犬のために選んだクルマが、2年前に購入した日産の電気自動車、サクラである。これほどの大型犬になると、SUVやワゴン車の方が使い勝手がいいような気もするが……。

「家の前の道路が狭いうえ、私がもともと乗っていたのがマーチだったので、あえて小回りの利くサクラにしました。アルちゃんもマーチの頃から小さなクルマに乗り慣れているせいか、一度、大きなクルマに乗せてみたら、居場所が分からなくなったようで、落ち着かなくなってしまったんです。サクラには、いつもハンモックを敷いた後部座席で、犬用のシートベルトをつけて乗せています。小型犬ならこのクルマのサイズでもケージに入れられるんでしょうが、うちの子の場合はクルマそのものが運転席のついたケージ、という感じですね」



車内高が1270mmあるサクラは、大型犬のアルちゃんにとっても十分なスペースがある。だがアルちゃんを乗せて運転をしていると、この後部座席に積み込まれている白いモコモコの物体は何だろうと、周囲から不思議な目で見られることもあるという。一度は停車している時に、警官に車内を覗き込まれたこともあったそうだ。

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