2026.02.28

CARS

【映画『木挽町のあだ討ち』公開記念】山本周五郎賞と直木賞をW受賞した作家、永井紗耶子さんの愛犬と愛車を初公開

映画化された『木挽町のあだ討ち』の作者、永井紗耶子さんの愛犬アルちゃんと愛車

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エアコンの効いたクルマに

もともとピレネー山脈に生息し、羊の番犬として活躍していたグレート・ピレニーズは、独立心の強い犬種として知られる。そのため物事を自分で判断する傾向があり、歩いて連れて行った近所の公園で、突然、動かなくなるようなこともしょっちゅうだそうだ。

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「さすがに抱っこで帰れないので、出先から家に電話してクルマで迎えに来てもらうこともあります。この犬種は寒さに強いけれど、暑さには凄く弱い。夏場に出かける時は、エアコン必須。アルちゃん自らガレージに行き、もう一台の日産ノートとサクラの間に座ってドライブ散歩をおねだりすることもしばしば……」

20kWhのバッテリーを搭載したサクラの航続距離は180km。遠出をするドライバーには不便だが、永井さんの場合は、犬を乗せて近所を走ることがほとんどなので、まったく問題がないという。しかも最大トルクは、兄弟車である日産デイズに比べても3倍以上の195Nm。頑張ってクルマを動かしている感じがなく、まるでパソコンを操作しているかのように、スムーズな加速で気持ちよく運転ができるそうだ。

「その昔、新聞社に勤めていた頃はよく運転をしていました。でも今はアルちゃんを連れて週に3回ほど、近所の公園に出かけるくらいです。正直、あまり運転には自信がありませんが、サクラは360度をカバーしている運転支援システムが充実しているので、その点でも安心です。これからもう少し運転に慣れたら、遠出をしてみたいですね。たとえばアルちゃんを連れて犬のイベントに出かけてみるとか。私にとってのクルマはすべて、犬のためだけに存在するんです」



2月27日からは柄本佑が主演し、渡辺謙や長尾謙杜ら豪華俳優陣が出演する映画版の『木挽町のあだ討ち』がいよいよ公開されるが、実はこれまで、彼女の小説に犬が登場したことはほとんどない。なにか今後のアイデアは?

「うーん、何度も考えはするんですが、犬に対する思い入れがあまりに強過ぎて、なかなか書くことができないでいます。時代小説の素材としては、ご主人の代わりに伊勢神宮を参詣した“おかげ犬”や、可愛らしい子犬の絵を残した円山応挙の話なんかがありますね。でも小説だと犬が死んでしまうような悲しい話が多い。そういうのはツラくて、私も読んでいられないんです」

では代わりにぜひ、最高にハッピーな犬の物語をお願いします!

文=永野正雄(ENGINE編集部) 写真=阿部昌也 ヘアメイク=ISINO



■『木挽町のあだ討ち』
山本周五郎賞と直木賞をW受賞した永井紗耶子さんの『木挽町のあだ討ち』(新潮社刊)。江戸時代の木挽町(現在の東京・東銀座、歌舞伎座周辺)で起きた、見目麗しい若衆によるあだ討ち事件の顛末を描く。芝居小屋に集う目撃者たちの証言から、真相が明らかになっていく過程がスリリングで、時代小説でありながらミステリー小説としても高く評価された。なお本作を原作とした同名映画が2月27日より公開される。出演は柄本佑 渡辺謙 長尾謙杜 北村一輝ほか。監督、脚本は源孝志。

(ENGINE2025年5月号)

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